アイ・システム、プログラム解析・可視化ツール「i-Tool」のサービス提供を本格開始 | RBB TODAY
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アイ・システム、プログラム解析・可視化ツール「i-Tool」のサービス提供を本格開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
フロー図と通過パス調査表
  • フロー図と通過パス調査表
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 アイ・システムは、自社開発によるプログラム解析・可視化ツール「i-Tool」を活用したシステム改善・再構築支援サービスの提供を、7月より本格的に開始した。このサービスで、企業内における大規模システムの開発やテストが容易になる。

 「i-Tool」は、大規模システムのソースプログラムを解析し、プログラム構造を可視化する「フロー図」、およびデータの通過を想定した「通過パス調査表」を生成するプログラム言語の解析・可視化ツールだ。

 生成されたフロー図と通過パス調査表からは、プログラム内において似た構造を持つ複数のロジックや、通過することのない分岐ロジックの存在、システム全体の中から似た機能を持つモジュールなどを探すことができる。

 アイ・システムは、フロー図と通過パス調査表を用いてシステムを分析し、その結果を基に、既存システム内にある重複している機能を共通化したり、不要なロジック削除の可否を判断したりして、システムを改善・再構築するの提案も行なう。業務機能の共通化や不要なロジックの整理を行なうことで、メンテナンス時の修正漏れ等によるリスクの回避や、システムのスリム化が可能になり、保守作業が容易になり、ひいては費用の削減が期待できる。

 一般的なシステム解析ツールが、モジュール単位でそのシステムの利用状況や稼働状況、動き具合などを把握するものであるのに対し、「i-Tool」を使ったシステム改善・再構築支援サービスは、モジュールのソースから行単位にプログラムを分解し、システムの仕掛けを診断する。それらの結果バグを発見したり、モジュール同士の位置構造や隣接するモジュールの関連性を把握する。これにより、重複する機能や不要なプログラムの発見が可能になりる。

 「i-Tool」はすでに4件の試験的導入があり、その結果を反映して、今回の本格展開となった。アイ・システムでは今年度、20件の受注を目指す。
《高木啓》
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