20秒の無重力、君は何をしたいか | RBB TODAY

20秒の無重力、君は何をしたいか

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、航空機の無重力環境を利用した無重力実験のアイデアを募集する「第10回航空機による学生無重力実験コンテスト」を実施する。

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航空機による学生無重力実験コンテスト
  • 航空機による学生無重力実験コンテスト
  • 募集要項
  • 航空機「ガルフストリームII」
  • 実験風景
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、航空機の無重力環境を利用した無重力実験のアイデアを募集する「第10回航空機による学生無重力実験コンテスト」を実施する。

 同コンテストは、国際宇宙ステーション(ISS)計画に関連し、宇宙環境利用への理解・関心を深め、将来の宇宙開発を担う人材育成を目的に実施するもの。理工系に限らず、幅広い分野の学生(高専生・大学生・大学院生)を対象としている。

 宇宙で行われる科学実験の多くは、「無重力(無重量、微小重力)環境」を利用し、その環境下での影響を検証するために行われるという。長時間の無重力状態は地上では再現不可能だが、数秒から数十秒の短時間であれば、落下塔による自由落下や航空機による放物線飛行を用いて無重力状態をつくりだすことが可能。

 コンテストでは、後部にジェットエンジン2基を配した航空機「ガルフストリームII」を、放物線運動を行うように操縦して機内に無重力状態を約20秒間つくり出し、その状態を利用して行う科学・技術実験や芸術創作などのアイデアを募集する。

 選考により採用されたアイデアについては、提案者が自ら実験装置や器具を製作し、実際に航空機に搭乗して無重力状態を体験しながら、実験を行うことになる。

 実験スペースは、幅600ミリ×奥行500ミリ×高さ500ミリのラック1段ぶんとなり電源の使用も可能。実験のためのフライトは2回程度実施し、1回のフライトは約2時間で、その間10回程度の無重力実験が可能となる見込みだという。

 コンテストへの応募資格は、国内の高専(4年生以上)、大学、大学院に在籍する学生。実験の遂行や成果発表に責任を負えること、搭載する実験装置を自作できることなどが条件となり、できれば2人以上からなるチームでの応募が望ましいとしている。

 応募時は、実験の概要とそのねらい、手順などをまとめた書類を作成し提出する。締め切りは7月30日。8月初旬〜中旬の選考発表の後、12月初旬にかけて実験の実施計画書や実験装置の製作を行い、実験は12月中旬〜下旬に実施予定となっている。

 なお、過去に行われたコンテストのおよび実験テーマについては、JAXAのホームページで閲覧することができる。

◆第10回航空機による学生無重力実験コンテスト
募集期間:6月8日(金)〜7月30日(月)消印有効
対象者:国内の高専(4年生以上)、大学、大学院に在籍する学生
募集分野:制限なし
選定結果発表:8月中旬
実験実施時期:12月中旬〜下旬
選定テーマ数:5テーマ程度
申し込み、問合せ先:(独)宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター 学生無重力航空機実験コンテスト募集担当

航空機で無重力を体験しながら実験、学生のアイデアを募集

《田崎 恭子》

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