海外ボランティア経験者、95%が「人間的成長を実感」……7割が 「就活に役だった」 | RBB TODAY
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海外ボランティア経験者、95%が「人間的成長を実感」……7割が 「就活に役だった」

エンタメ 調査
海外ボランティアに参加した理由は何ですか?
  • 海外ボランティアに参加した理由は何ですか?
  • 海外ボランティアに参加して身に付いたと感じる能力は何ですか?
  • 海外ボランティアの経験は就職活動や転職活動で役に立ちましたか?
  • 海外ボランティアの経験は人間的な成長につながりましたか?
 トレンド総研は、海外ボランティアの経験がどのような影響を与えるのかを調べるため、1ヶ月以上の海外ボランティアを経験した男女310名に、「海外ボランティアに関する実態調査」を実施した。


■海外ボランティアを通じて身についた能力は?

 まず、「海外ボランティアを経験した期間はどれくらいですか?」と聞いたところ、「1ヶ月以上~3ヶ月未満」が42.3%と一番多く、次いで「1年以上~」が21.9%と続いた。

 次に、「海外ボランティアに参加した理由」では「視野を広げたかった」が61.9%、「自分が人として成長したかった」が61.3%、そして「困っている人の役に立ちたかった」が45.2%で、「自分を高めたい」という動機をもって参加したことがわかった。その他の意見としては「東日本大震災の時に海外の人の協力を見たので」など、東日本大震災がきっかけとして挙げた人もいた。

 「参加したボランティアプログラムの実施団体」についての問いに対しては、「NPO・NGO」が29%、続いて「JICA の青年海外協力隊・シニア海外ボランティア」と「大学のボランティアセンター」が共に20%だった。

 続いて、「海外ボランティアを経験した事で身に付いたと感じる能力」について聞いたところ、75.5%が「コミュニケーション能力」、74.5%が「異文化適応能力」、53.2%が「語学能力」、42.6%が「忍耐力」だった。語学力だけでなく、文化や習慣の異なる他国の人と関係を築く能力や協調性が身に付ついたという意見が多かった。その他の回答としては「既成概念がとれて、ライフスタイルが変わった」「想像力や応用力といったイマジネーション能力」「相手を思いやる心」など、チームや組織を率いる際に必要な能力を身に付けられた、という声も挙がった。

 調査ではさらに、海外ボランティアの経験がその後にどのように活かされているのかを聞いている。「海外ボランティアの経験は就職活動や転職活動で役に立ちましたか?」と聞いたところ、「役に立った」という意見が72.3%を占めた。 どのように役に立ったかを聞くと、「外を見ている(視野の広い)人間として見てもらえた」「自分の行動力や主体性をアピールするための理由としても話すことができた」など、得られた経験やスキルが帰国後の仕事や職業に活かされているという声が挙げられた。


■世界的な視点で日本や社会を見つめ直す機会に

 また、「海外ボランティアで得た経験がその後の仕事に活かされていると思いますか?」と聞いたところ、75.4%の人が「活かされている」と回答。その理由について聞くと、「言葉もろくに通じない環境の中で一つのことに皆が協力し助け合えたことが大きな自信となった」「何事も投げ出さない力がついた」など、自ら困難を解決させた経験が自分の限界の可能性を広げたり、諦めない力が身に付いたりしたと感じた例が多く挙げられた。

 そして、「海外ボランティアの経験は人間的な成長につながりましたか?」と聞いたところ、94.8%の人が「そう思う」と回答。具体的にどのように成長につながったかを聞くと、「自分自身がいろいろな人の助けを得ていると感じることができた」「海外の人々の現状を知ることで自分が社会に貢献できることは何なのか日々考えるようになった」、「世界の状況を知ることにより、日本という国をとらえなおすことができた」等の声も。

 調査レポートでは、「海外ボランティアの経験が、その人の人生に大きく影響を与えている」と総括しており、その経験は、世界的な視野で日本や社会を見つめ直す貴重な機会となると言えそうだ。
《RBB TODAY》
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