下り最大110Mbpsを実現する「AXGP」、今後の展開はどうなる?…Wireless City Planning | RBB TODAY
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下り最大110Mbpsを実現する「AXGP」、今後の展開はどうなる?…Wireless City Planning

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下り最大110Mbpsを実現する「AXGP」、今後の展開はどうなる?…Wireless City Planning
  • 下り最大110Mbpsを実現する「AXGP」、今後の展開はどうなる?…Wireless City Planning
  • HUAWAY(ファーウェイ)製のAXGP対応端末
  • 無線制御装置(BBU)
  • 無線装置(RRH)
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  • 下り最大110Mbpsを実現する「AXGP」、今後の展開はどうなる?…Wireless City Planning
 ソフトバンクグループのWireless City Planningは18日、2月よりソフトバンクが「ソフトバンク4G」としてサービスを開始する次世代ネットワーク・サービス「AXGP」の説明会を開催した。

 下り110Mbpsの最高伝送速度を実現するという「AXGP」(Advanced eXtended Global Platform)は、ウィルコムから承継した2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム「XGP」を高度化させたもの。次世代通信システムのひとつ「TD-LTE」と高い互換性があり、このTD-LTE方式を推進するGTI(Glbal TD-LTE Initiative)には、中国のCHINA MOBILE(中国移動通信)を筆頭に32の事業者が加入、各キャリアが抱えるユーザーとしては10億人に上るという。

 説明会のステージに登壇したWireless City Planningの執行役員CTO 近義起氏は、世界的に2007年のiPhone発売以降(日本発売は2008年)、爆発的にトラフィックが増大していることを指摘し、スマートフォンが本格普及する2012年は「4G元年」であると位置づけた。

 近氏は「大容量のものをいかに安く提供するか。お客様から頂ける月々の料金は減りこそすれ増えることはない」と、コストを低減するには基地局のサイズを小さくしなければならないことを挙げ、「マイクロセル化に伴う干渉をいか減らすかがテクノロジー面での挑戦」と語る。

 また、説明の中では、TD-LTEの採用に関して、NTTドコモの「Xi」が採用するFDD(FD-LTE)は対称トラフィックとなり音声サービスに向いたサービスであるとし、非対称トラフィックのTDD(TD-LTE)はインターネット通信に向いたシステムであることを強調。TDD方式のほうがより効率的な帯域設計ができるとした。

 サービス提供エリアは、2011年11月1日時点で東京・大阪・福岡の一部地域をカバーしており、2011年度末には札幌市、さいたま市、千葉市、東京23区、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市、北九州市および上記周辺都市に拡大予定だという。

 さらに、ウィルコムから承継した15万7000局の基地局設置場所およびソフトバンクモバイルの鉄塔などを活用し全国の都市部を中心にエリア整備をし、2012年度末には全国政令指定都市の人口カバー率を99%とする計画だ。

 今後、2月にはソフトバンクから商用端末が発売され、年内にAXGP対応のスマートフォンも登場する予定。
《編集部》
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