米Huleがいよいよ日本でサービス開始!デバイス間でシームレスに視聴 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

米Huleがいよいよ日本でサービス開始!デバイス間でシームレスに視聴

ブロードバンド その他
Hulu CEOのジェイソン・カイラー氏(右)とゲストの森泉さん(左)
  • Hulu CEOのジェイソン・カイラー氏(右)とゲストの森泉さん(左)
  • タッチ&トライのコーナーには、9月1日時点ではまだ未対応のソニー製ブルーレイプレイヤーやPlayStation 3、Xbox 360なども並んでいた。
  • 発表会場にはタッチ&トライのコーナーも用意され、さまざまなデバイスで実際にHuluのサービスのデモ展示が行われていた。
  • 日本上陸への意気込みを語るジェイソン・カイラー氏。競合サービスに対する同社サービスのアドバンテージに自信も見せた。
  • 米Huleがいよいよ日本でサービス開始!デバイス間でシームレスに視聴
  • 設立当初は2社だったコンテンツパートナー数も、2011年には260社を超えたという。
  • 2010年9月から2011年8月までの有料会員数の推移。有料サービスの開始から10数ヶ月で100万人を超えたという。
  • 最後に「早く日本の番組も見てみたいですね」とホンネをチラリ。
 米国の動画配信サービスHulu(フールー)が、1日から日本国内でサービスを開始。その発表会が都内で開催された。

 同発表会では、Hulu CEOであるジェイソン・カイラー氏が同社のサービスの特徴を紹介。また、モデルでタレントの森泉さんがゲストに登場し、実際にHuluのサービスを体験した。

■初の海外展開の地に日本を選んだHuluだが、日本製コンテンツはこれから。

 Huluは、NBCユニバーサル、ニューズコーポレーション、ザ・ウォルトディズニー・カンパニーなどが出資する動画配信サービス会社で、2007年に設立された。同社は、ハリウッド映画や米国の人気TVドラマなどのコンテンツを多数取り揃え、PCやスマートフォンだけでなく、テレビやゲーム機など、多様なデバイスに対応することで他サービスと差別化を図り、会員数を大幅に伸ばしている。

 同社CEOであるジェイソン・カイラー氏によれば、設立当初から米国以外の国々でもサービスを展開することが予定されていたという。今回、米国外での初めてのサービス提供国が日本になったことについて同氏は、Huluに対する日本の消費者からのニーズが非常に高いこと、日本の市場規模が大きいこと、インターネットが成熟している国であること、という3つの理由を挙げた。

 日本においても最初は「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」「メン・イン・ブラック」「トロイ」などのハリウッド映画や、「24」「BONES」「デスパレートな妻たち」「LOST」などの米国TVドラマといった人気コンテンツを武器に展開する。気になる日本製のコンテンツについてカイラー氏は、時期こそ明かさなかったものの「今後追加していく」と断言した。

 日本でのサービスは月額1,480円の固定料金で、コンテンツ数やデバイスの種類に制限を受けることなく視聴できる。たとえば、自宅のテレビで視聴していた同サービスのコンテンツの続きを、外出先でスマートフォンを利用して視聴することもできる。また、サービス開始に合わせて、最初の1ヵ月間の料金が無料になる、無料トライアルキャンペーンもスタートした。無料期間もすべての番組を視聴できるという。


■対応デバイスは順次拡大。キャリアパートナーにNTTドコモの名前も。

 ただし、9月1日時点で対応しているデバイスは、PCおよびMacのほか、パナソニックのスマートテレビ VIERA、アップルのiPhone、iPad、iPod touch、Android OS搭載スマートフォン(富士通、HTC、NEC、パナソニック、サムソン、シャープ、ソニーエリクソン)となっている。

 ソニーのBRAVIAやブルーレイレコーダ、PlayStation 3、マイクロソフトのXbox 360、パナソニックのブルーレイレコーダ DIGA、Android OS搭載タブレットなどのデバイスについては、今後順次対応していくという。カイラー氏によれば、ここに名前の挙がっていない他のメーカーとも交渉中とのことで、対応デバイスは今後増えていくものと考えられる。また、さらなるパートナー企業として、NTTドコモの名前を挙げた。「具体的な内容は、後日、NTTドコモ側から発表されるだろう(同氏)」とのことで、詳細について触れることはなかった。

 なお、米国では、広告入りの無料配信サービスも展開しており、多数のユーザー数獲得に成功してる同社だが、日本では有料配信サービスのみの展開。これに対して氏は、米国でも無料配信はPCに限定されたサービスであることを前置きした上で「広告が入らずデバイスを選ばないHuluの上質なサービスを日本のユーザーに知ってほしいと考えた」と説明した。

 国内にもさまざまな動画配信サービスは多数あり、ライバルが多い点については、多様なデバイスに対応し、デバイス間でシームレスに視聴できる同社サービスが大きなアドバンテージであることを強調し、「我々は長く日本市場に留まる」と自信を見せた。

■「海外の人たちと楽しみを共有できる」と森泉さん

 発表会の後半では、モデルでタレントの森泉さんがゲストとして登場し、Huluのサービスに実際に触れた。

 インターネットの動画配信サービスそのものは知っていた森さんも、Huluの最新のインターフェイスや、さまざまなデバイスで視聴できることには驚いた様子で、Hulu社のスタッフの説明を聞きながら、目を輝かせて画面を覗き込んでいた。

 お気に入りの動画を登録しておくマイリストや、視聴履歴に応じて表示される動画リストの並びが変化する機能の説明を聞くと「私はラブコメが好きなので、そういう作品が並んでいたら嬉しい」と、感想を述べた。

 実際に、リストに表示されている動画を選んで視聴することになると、森さんは「まだ見ていなかった」という「スパイダーマン 3」をリクエストした。再生が始まると、スタッフの説明もそっちのけで鑑賞する一幕もあった。

 Huluのサービスを一通り体験した森さんは「海外の人と楽しみを共有できるのがいいですね。(仕事の合間に視聴するだけでなく)お休みの日も楽しくなりそうです」と期待を寄せた。また、「早く日本の番組も見てみたいですね」と、ホンネをチラリとのぞかせた。
《竹内充彦》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top