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【BlogWorld Expo2010(Ver.3)】開幕初日~コンファレンスデー

ブロードバンド その他
ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。
  • ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。
  • クロージングの基調講演
  • セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。
 ネットワークランチをしているところに開催者側から連絡があり、申し込んでいたいくつかのインタビュー候補のうち一人がつかまったという。

 誰かと思えば、それはCali Lewisでした。ビデオポッドキャストで看板番組をもち、アメリカのギーク業界ではその名を知らない者はいないくらい有名な人物。現在はGeekBriefの後継として、GeekBeat.TVで活躍している。はっきり言って、ソーシャルメディア業界の女性の中でもトップクラスの有名人で、筆者もよく番組を見ているので、急な告知にも関わらず取材を受け付けてくれたことはとても嬉しかった! (インタビュー内容については次のレポートで取り上げる)

 次に参加したセッションのタイトルは “The Blogger Killed the Author & The Publisher Hid The Body x” というもの。なんだかよく分からないが、ブログ出版に関するセッションだと思い参加してみた。

 スピーカーはHadji Willisams(電子出版社、音楽関係では著名なコピーライター、@blackcanseco、KS52)、Ellen Gerstein(Director of Marketing at Wiley, @elleninthecity)、CC Chapman(Digital Dadsの創設者、KS57)、Susan T.Spencer、そしてJustin Branch(写真家?)。

 ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。ブログ出版は日本と同様にアメリカでもかなりのブームになっているようだが、単に話題になるだけでは出版社は興味をもたないらしく、読者とどういうポジティブな「エンゲージメント」が成されているかという点を注意深く解析するという点が特に参考になった。どういう「プラットフォーム」を作家がもっているかというのがカギだというコメント、そして電子出版についての話も飛び出した。

 アメリカで今後ブログ発で成功が見込まれるジャンルは?という問いかけに対しての答えはロマンスだったというのはちょっと驚いたが、やはり男女問わずに人気になり安定して売れるということなのだろうか。そして、読者層がどんどん高齢化していっているので、若年層にアピールできる本が出版社にとって魅力的だという指摘もあった。セッション後はXXX for Dummiesシリーズを出版している名門出版社Wileyの担当と名刺交換をした。こういう直接ビジネスにつながる特典が多いのもこのイベントの価値をぐんと引き上げてくれる。

 (ちなみに今や紙の本を出版する時に電子版が供給されていないと、ユーザーからすごい勢いでお叱りの声を受けるらしい)

 その後はCali のインタビュー。時間が少ししかなかったが、もう一つの「雑誌媒体」に関するソーシャルメディアのセッションにも少しだけ顔を出した。セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。

 スピーカーは Aysa Shein, Kimberly Hines, Manya Susoev(ラスベガス大手のイベント会社The Light Groupのインタラクティブマーケティング部門担当、KS34), Sheila Dowd。

 その後は本日を締めくくるクロージングの基調講演。

 この日を締めくくったのは二人の対談で、ゲストは名物クイズ番組”Are You Smarter than 5th Grader?”やドナルド・トランプの冠番組”Apprentice”などを手がけた名プロデューサーのMark Burnett、そしてホストがソーシャルメディアを語らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われる大家Brian Solis(Engageの著者、次世代メディアマーケティング&ブランディング・エージェンシーのFuture Worksの会長、KSは何と脅威の93!)彼の姿を一目見ようとその場にかけつけた人で会場はほぼ満席だった。かなりのカリスマぶりだ。

(次はいよいよCali Lewisのインタビュー!)

※同記事は、個人ブログ「意力」からの転載記事である。
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