ドコモ、人口分布推計「モバイル空間統計」を活用した共同研究を東大と実施 | RBB TODAY
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ドコモ、人口分布推計「モバイル空間統計」を活用した共同研究を東大と実施

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共同研究のイメージ
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 NTTドコモと東京大学は15日、まちづくり分野での「モバイル空間統計」の活用に関する共同研究を、東京大学柏キャンパスの所在地である千葉県柏市にて実施することを発表した。

 期間は11月1日~2011年3月31日で、ドコモが「モバイル空間統計」による都市の人口分布の時間変動の推計を、東京大学が人口変動と都市空間との関係性の分析を実施する。モバイル空間統計により、柏市の季節・曜日・時間による属性別人口の変動を推計するほか、人口変動と柏市の公共施設の利用実態との関係性を分析。そのうえで、現行の都市空間を有効に利用できる新しい利用方法を提案する。例えば、都市全体の人口分布の時間変動を推計することで、学校や医療福祉施設など、既存の公共公益施設の利活用や機能転換などの計画をより効率的に提案することが可能とのこと。

 「モバイル空間統計」とは、携帯電話サービスを提供するために必要な運用データから時間毎に変化する人口の地理的分布を推計した統計情報。携帯電話サービスを提供する過程で必要となる「位置データ」や「属性データ」などの運用データを統計処理することによって作成された、人口分布の推計値となっている。ドコモでは、携帯電話事業を通じた社会貢献の一環として「モバイル空間統計」の研究に取り組んでおり、様々な公共分野における機関や専門家などとの共同研究を推進している。
《冨岡晶》
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