【ニールセン博士のAlertbox】Twitterの投稿:反復デザイン(Vol.2) | RBB TODAY

【ニールセン博士のAlertbox】Twitterの投稿:反復デザイン(Vol.2)

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Jacob Nielsen博士
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■Tweetするタイミング

 今回のデザインに関して最後に下した決断は、Twitterのタイムラインにいつメッセージを投稿するか、だった。Tweeterへつぶやくのに私が気に入っている時間は、午前9時1分なのだが、それはその時間であればカリフォルニアからイギリスまでの就業時間をカバーでき、我々の顧客の大半につぶやきが届けられるからである。(就業時間の1分後の投稿こそがベストである。そうすれば、世間知らずにも、9時ちょうどに投稿を公開するようにソフトウェアを設定している人々全員のつぶやきの上にあなたのつぶやきが表示されることになる)。

 しかしながら、今回の場合はドイツやその他ヨーロッパ大陸の読者が特に重要だった。なぜならば、我々は今回初めてベルリンに行こうとしているからだ。したがって、私は投稿時間をアメリカの太平洋標準時の午前7時51分に前倒しした。それはドイツの午後4時51分にあたるが、この時間であれば、朝食中にTwitterをチェックするカリフォルニアの読者にも届くだろう。

 Eメールでのニュースレターと比べたときのストリームベースのコミュニケーションが持つ否定的側面の主なものに、投稿がごく短期間しか効果的でないというのがある。ひとたび最初の画面がスクロールされきってしまえば、それらは基本的には見えなくなって死んでしまう。

 TwitterとEメールニュースレターの投稿に置かれたリンクのクリックスルーの統計を比べてみると、Twitterの方がずっと急角度の減衰関数が見られる。つまり、最初の数分間は大量のクリックがあるが、その後はほとんど無くなる。反対に、Eメールの場合はユーザーが受信箱を順番に処理するにしたがって、何日もクリックの発生は続く。

 「クリックスルーの減衰:TwitterではEメールの10倍の速さで時が過ぎる」。

 このことが理由で、Twitterをベースにして、海外の顧客に連絡をするのは難しくなり、一つ一つの話題の主なターゲットにとって見やすいタイミングでつぶやくことが重要になる(これがEメールの方がより強力な媒体であると今も私が考えるたくさんの理由のうちの1つである)。

■テキストはUIである

 グラフィックの本格的なユーザーインタフェースだけがインタラクションデザインであり、ユーザビリティとして注目に値すると見なすことはよくある間違いである。我々の初期の調査が示すように、URLもEメールもインターネットのユーザーエクスペリエンスに大いに貢献しており、企業のインターネットへの取り組みに対する収益性を高めるためには、それらのユーザビリティに細心の注意を払うことが必要だ。

 実際、短ければ短いほど、ユーザビリティに優れたテキストをデザインすることが重要なのである。

※この記事はユーザビリティ研究者ヤコブ・ニールセン博士が運営するサイトuseit.comで連載中のコラム『Alertbox』の転載・翻訳記事です。
株式会社イードが運営する「U-site」では、博士からの正式な許可を得て同コラムの全編を日本語訳し公開しています。
《RBB TODAY》

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