【Interop 2010(Vol.7)】無線LANを脅かす電波干渉源探知レーダー ――シスコ | RBB TODAY

【Interop 2010(Vol.7)】無線LANを脅かす電波干渉源探知レーダー ――シスコ

エンタープライズ ハードウェア

会場内でも1、2を争う広さを誇るシスコシステムズのブース。展示内容は盛りだくさんで、ここですべてを紹介することはできない
  • 会場内でも1、2を争う広さを誇るシスコシステムズのブース。展示内容は盛りだくさんで、ここですべてを紹介することはできない
  • CleanAirによる電波状況の視覚化。見取り図上にアイコン状の表示があるのが電波源の位置で、電波干渉が激しいエリアは色で示される
  • CleanAirに特化したASICを内蔵するアクセスポイントAironet 3500eは、無線LANのパフォーマンスを損なわずにCleanAirにスペクトル情報を提供可能だ
  • CleanAirに対応した無線LAN環境を構築するために必要な機材。このほかに、電波状況の視覚化を行う場合は、別途サーバ(Linux上で動作)が必要になるとのこと
  • 「ShowNet」のコーナーで実際に大手町―幕張間のバックボーンを接続しているCRS-3。秋頃製品化予定の1ポート100Gbpsのイーサネットインターフェイスモジュールを搭載している
 Interop Tokyo 2010の会場内で大きな面積を占めているシスコシステムズのブースは見所も盛りだくさんといった感じだ。同社の展示のメインテーマは「ボーダーレスネットワーク」と「仮想化/クラウドコンピューティング」で、場所、デバイス、アプリケーションの境界をなくすというのが各展示のコンセプトだ。その中から、特に興味深いものを2つ紹介する。

 CleanAirはオフィス内の無線LAN環境を脅かす電波干渉源を検出・分類し、緩和するソリューションで、Aironet 3500シリーズのアクセスポイントを含む無線LAN環境で利用可能となる。

 たとえば2.4GHz帯を使う電話の子機、ワイヤレスビデオカメラ、Bluetooth機器、社員が勝手に増設したアクセスポイント、電子レンジ、隣のオフィスの無線LANなど、自社内の無線LANによる通信を妨害したり、情報漏えいの原因になる可能性のある電波を検出・分類し、視覚化することで位置を特定したり、無線LAN側の使用チャネルをダイナミックに変更して干渉を緩和したりといったことが行える。

 システムは、アクセスポイント、コントローラ、CleanAirシステムソフトウェア、GUIサーバから構成される。このシステムの優れた点は、アクセスポイントであるAironet 3500eがCleanAir用にASICを搭載しており、無線LANのパフォーマンスを損なうことなくスペクトラム情報を提供できるようになっているところだ。

 ブースに設置されたデモでは、会場内の見取り図上に電波の状況がマップされていた。会場内のいたるところに同社が設置したAP以外に、他社ブースのAPの位置も(電波干渉源として)表示されいた。

 ブース担当者によれば、アクセスポイントが1つでも、ある程度位置特定は可能だが、3つ以上あれば精度はかなり高くなるという。

 もう1つは、ShowNetのコーナーで実機をデモしているキャリアルーティングシステムCRS-3だ。CRS-3は今年3月に発表済みだが、ここでデモしているCRS-3には1ポート100Gbpsのイーサネットインターフェイスモジュールが搭載されており、大手町―幕張間を接続している。

 CRS-3用のイーサネットインターフェイスモジュールは14ポート10Gbps、20ポート10Gbpsの製品が用意されている。40GbEと100GbEについては、IEEEによる標準化(IEEE 802.3ba)が間もなく完了する予定だが、この1ポート100Gbpsのモジュールは、ブース担当者によれば、秋頃製品化の予定だという。
《竹内充彦》

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