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日立ディスプレイズ、モバイル用のIPS 3Dタッチ液晶を新開発

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新開発のIPS 3D3D液晶の仕組み
  • 新開発のIPS 3D3D液晶の仕組み
  • 従来の「視差バリア方式」による3D液晶と新開発のIPS 3D液晶の比較
 日立ディスプレイズは、映像が二重に見える現象を低減し、目の疲労感の抑制を図った視差バリア方式のIPS 3D液晶パネルを新たに開発したと発表した。

 従来の視差バリア方式での3D液晶パネルでは、映像を表示するパネルの上に、視差バリアと呼ばれる縦じま状の液晶パネルを重ね、同パネルから右目用の映像と、左目用の映像を交互に表示。これにより、映像を立体的に見せる方式となる。

 しかし、この方式は片方の目だけに映像が見える仕組みのため、映像の立体感が強調される一方、視点が動いた場合などに映像が二重に見えるケースがあり、目に疲労を感じる可能性があるという課題をともなっていた。

 そこで、新開発の3D液晶パネルでは、映像を表示するパネルだけでなく、視差バリアにもIPS液晶パネルを使用。液晶駆動用の電極構造を工夫することにより、片方の目に映像が見えているときも、もう一方の目にも映像がごく薄く見えるIPS 3D液晶パネルとした。これにより、視点が動いた場合に映像が二重に見える現象の低減し、疲労感の抑制を図った。

 また、新開発の同3D液晶パネルでは、タッチパネル機能を搭載している。液晶サイズは3.1型、表示サイズは横38.16×縦67.893mm、解像度は480×RGB×854ピクセル、輝度(2D表示時)は400cd/m2、コントラスト比は1,000:1、色再現性は70%(NTSC比 CIE1931)。
《加藤》
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