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“声を失っていた”元T-BOLAN森本嵐士が復活ライブ〜亀田興毅も駆けつける

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森本嵐士のライブに駆けつけた亀田興毅
  • 森本嵐士のライブに駆けつけた亀田興毅
  • 公式サイトには彼の14年間の思いを綴ったメッセージが
 心因性発声障害で声を失っていた元T-BOLANのボーカル森本嵐士がクリスマスの日に復活ライブを行った。彼のファンだというBC世界フライ級王者亀田興毅も駆けつけ、彼の復帰を喜んだ。

 元T-BOLANのボーカル森本嵐士が心因性発声障害で声を失くしてから、その声を取り戻すまでに14年間。多くの仲間、そして待ち続けてくれたファンに支えられて、ソロボーカリストとして奇跡の復活を果たした。12月25日のクリスマスにC.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)にて「SECOND BIRTH Christmas Fan meeting #00 絆」と称し、森友嵐士が復帰後初の完全招待制(応募抽選)によるイベントを開催。T-BOLAN時代の楽曲や新曲「絆」を披露した。

 T-BOLAN時代からの熱烈な森友嵐士ファンの亀田興毅(WBC世界フライ級王者)も応援にかけつけた。亀田興毅は2006年のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチの際、君が代斉唱を当時の森友嵐士に依頼。その当時まだ歌声は戻っていなかったものの、世界を相手に戦う亀田興毅のたっての願いを承諾。このことも森友嵐士の復活へ向けて背中を押す大きな一歩となった。「はじめて歌聴いた時、うわー、本物だー!って(笑)。(WBCの際の君が代も、)無理矢理歌わして(笑)。ほんまに、いつも勇気もらってます。小さいときから歌、聴いてました。一曲目の『絆』を聴いたとき、感動しました!」と感想を述べている。

 ライブを終えた森友嵐士は、「14年間、そのときはすごく長かった。欲しくない14年間だった。でも今となってはもう長かったとも思わない。当時、バンドだけの人生だったけれど、この14年間があって、声を失ったことで、逆に得られた多くの仲間や想いがあった。ここから先にとても意味のある14年間になるだろう。」と述べ、また、「一人じゃなかったから今がある。」と、支えてくれた多くの仲間、家族への感謝を述べた。

 公式サイトでは、この“声を失った”14年間の思いを「SECOND BIRTH」と題して綴っている。この14年間の“重み”を知ることができる内容だ。
《関口賢》
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