【レビュー】大型パネルで実用性の高いソーラー充電器「ソーラーチャージeco W」 | RBB TODAY
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【レビュー】大型パネルで実用性の高いソーラー充電器「ソーラーチャージeco W」

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ソーラーチャージeco W
  • ソーラーチャージeco W
  • 本体開閉時と携帯電話
  • コネクタ部分の拡大(FOMAとSoftbank 3Gに対応)
  • 携帯電話に接続したところ。接続コネクタが横にあるタイプなのでこうなる
  • 本体上面(折りたたんだ状態)
  • 本体背面
  • 卓上スタンド(蛍光灯)でもそれなりに充電可能
 携帯電話の電池切れはだれもが経験するトラブルだ。携帯電話のバッテリーも容量や性能がアップしているにもかかわらず、ワンセグや動画再生、フルブラウザと機能アップに伴う消費電力の増加には追い付いていない。着信待機メインで発信もあまりしないなら5日〜7日ほど充電なしで使うこともできるが、ネットやアプリなどヘビーな使い方をしているとフル充電でも半日で要充電となってしまう。

 電池切れで困るのは出先で起きたときだ。そんなときは、おそらくコンビニを探して、携帯用の電池パックを買うか、マクドナルドか携帯ショップの充電器のお世話になるわけだ。緊急時はやむを得ないとして、最近の携帯用の電池パックは、ほとんどが使い捨てタイプなのでかなりもったいない。それでいて、値段も数百円〜千円近くと決して安いものとはいえない。

 再利用が可能なものとしては、太陽電池方式のソーラー充電器があるが、これもイベントのノベルティでもらえるようなものだと、あまり実用にならないことが多い。ソーラーパネルが小さすぎて十分な充電ができないのだ。充電池内蔵のものも存在するが、本体が小さいとかばんの中で放電しきってしまっているといざというときにほとんど使えない。屋外で発電できる状態でも、小さいものでは発電容量が少なくその場で携帯電話が使えるようになるわけではない。

 前置きが長くなったが、もっと実用的なソーラー充電器はないものかと思っていたら、そんな製品を見つけたので紹介しよう。

 ストラップヤというメーカーが販売している「ソーラーチャージeco W」という製品だ。外観は、中折れ式の携帯電話のような形をしている。本体を開くと、携帯電話の画面部分と10キー部分の全面がソーラーパネルになっている。開閉部分の角度は反対側まで折り返すことができるので、2枚のパネルをさまざまな方向にアレンジできる。使い方は、本体下部に携帯電話の接続端子があるので、これを携帯電話につなぐ。電池パックのように外付けの電池と思えばよい。

 とまあ、いたって単純な製品だし、ノベルティで配られているソーラー充電器と機能は変わらないが、大型ソーラーパネルが2枚あるということで、実用度は比較にならない。当然本体には充電池が内蔵されており、AC充電も可能になっている。ソーラーチャージャーをフル充電状態にしておけば、数日かばんの中に入れていても、いざというときの通話やネット接続にすぐに使える。晴天の屋外ならば接続したまま通話も問題なかった。ただ、充電器本体が大きいので持ち方には工夫が必要だ。

 すぐに電池代わりに使わなくても、この大きさのソーラーパネル2枚だと、とりあえず10〜15分ほど充電すれば、1回程度の通話や短時間のネット接続には問題ないレベルまで回復する。スペックによれば太陽光充電10分で約4分の通話が可能だそうだ。

 意外だったのは、室内の蛍光灯でも充電が可能だったことだ。太陽光ほど効率よく充電することはできないが、卓上の電気スタンドくらいの距離なら、デスクワーク中に充電という使い方もある。これなども小型のソーラーパネルではできない芸当だ。ただし、通常のAC充電でもいえることだが、フル充電、放電の繰り返しではなく、少し充電して、少し使うといった不規則な充放電はバッテリの寿命に影響を与える可能性があるので注意しよう。

 欲をいえば、携帯電話に接続するコネクタだが、ケーブルで伸ばすことができるようになっていると、さらに使い勝手がよくなるはずだ。

 この製品を1週間ほど使ってみたが、十分な大きさのソーラーパネルがあれば、携帯電話の充電器として便利であることがわかった。車の移動中などダッシュボード上において充電するといった使い方がお勧めだ。使わないときも、ダッシュボード上にパネルを広げておけば、つねに充電された状態で充電器を使うこともできるだろう。
《中尾真二》
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