「Windows 7、セキュリティ不十分」G Dataが各バージョンごとに分析
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昨22日に発売されたWindows7だが、G Dataは快適性そして快速性においては、はっきりとVistaから向上したが、セキュリティ面においては、特にあらたに提供されたものは見出されなかったとし、「利便性を重視した結果、プロテクションについては不十分なまま」として、Vistaからの機能面における課題が残ったままだとした。
具体的にはWindows 7のセキュリティ面の課題として「(1)ユーザーアカウント制御(UAC): あらたなレベル設定は危険性を増大させるおそれがある」「(2)Windows FirewallとWindows Defender: ユーザーに誤ったセキュリティ意識を植え付けかねない」「(3)AppLockerとBitlocker: 有用な機能だが個人向けには搭載されていない」の3つがあげられている。さらにバージョン別のWindows 7のセキュリティ機能を分類した表も発表している。
G Dataセキュリティラボ所長のラルフ・ベンツミュラー氏は「個人使用のユーザーにとって、Windows 7は、Vistaで確立された保護技術を、より使用しやすくした、と言えるでしょう。これは歓迎すべきことです。しかし、ユーザーアカウント制御(UAC)は、4つのレベルから選択するようになり、デフォルトが「プログラムがコンピュータに変更を加えようとする場合にのみ通知」となり危険性が増しました。また、ファイル名の拡張子が相変わらず表示されないことも問題です。ネット犯罪者たちはこれからも、アイコンの偽装や二重拡張子を使ってウイルスを無害なプログラムに見せかけることができてしまいます。もちろんいくつかの点においてはWindows 7はあらたな保護機能を付加していますが、残念ながらVistaからの進歩はそれほどでもありません」とコメントを寄せている。さらに詳細な分析を行ったホワイトペーパー(日本語版)は11月中旬頃に発行される予定。
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