日立、ミッドレンジディスクアレイのラインアップ拡充 〜 仮想化技術などのオプションや新モデルを追加 | RBB TODAY
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日立、ミッドレンジディスクアレイのラインアップ拡充 〜 仮想化技術などのオプションや新モデルを追加

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最上位モデル「Hitachi Adaptable Modular Storage 2500」
  • 最上位モデル「Hitachi Adaptable Modular Storage 2500」
 日立製作所は29日、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(AMS2000)において、仮想化技術や高密度の増設などに対応するオプションや直流電源に対応した新モデルの追加などを発表した。30日から全世界で販売を開始する。

 具体的には、仮想化技術によりディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」や従来の増設ディスクアレイ筐体に比べ約2倍以上の高密度実装を実現した「高密度拡張筐体」などをオプションとしてあらたに提供する。また最上位モデル「AMS2500」に、主に通信事業者のシステムで求められる直流電源での稼働が可能な「直流電源対応モデル」を追加し、ラインアップを拡充する。このモデルは、米国における通信事業者向け機器の仕様規定、NEBS規格に基づいたものとなる。

 今回、「AMS2000シリーズ」にオプションとして提供するボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」は、2007年5月にエンタープライズディスクアレイ「Hitachi Universal Storage Platform V」向けに、エンタープライズクラスとして世界で初めて提供された。ディスクアレイの実装容量に依存せずにあらかじめサイズの大きな仮想容量を定義できるため、業務アプリケーションのデータ使用量に応じて容量が拡張できるソフトウェアとなっている。複雑な容量設計を不要にするほか、ディスクアレイ全体の空き容量を複数の業務アプリケーションで使用できる。また「高密度拡張筐体」を「AMS2000シリーズ」の拡張用の増設ディスクアレイ筐体のオプションとして、販売開始する。大容量・低ビットコストの1TBのSATAHDD専用筐体で、高さ4Uの筐体に最大48台のHDDを搭載でき、従来の増設ディスクアレイ筐体に比べ約2倍以上の高密度実装を実現した。最上位モデル「AMS2500」と中位モデル「AMS2300」では、従来の4Gbpsや2Gbpsのファイバチャンネルホストインターフェイスに加えて、オプションとして8Gbpsの高速ファイバチャンネルホストインターフェイスに対応する。さらにサーバを経由することなく簡単にディスクアレイのデータ複製ができる「AMS2000シリーズ」専用のテープレプリケーション機能をオプションとして追加する。

 価格(税込)はHitachi Dynamic Provisioningが69万3,000円〜、高密度拡張筐体が308万7,000円、8Gbpsファイバチャンネルインターフェイスが38万4,300円、テープレプリケーション機能が690万9,000円〜。新モデルのHitachi Adaptable Modular Storage 2500が1,322万3,700円〜。出荷は7月7日より順次開始とのこと。
《冨岡晶》
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