【COMPUTEX TAIPEI 2009(Vol.23)】Timelineシリーズで次の市場を作り上げる! | RBB TODAY

【COMPUTEX TAIPEI 2009(Vol.23)】Timelineシリーズで次の市場を作り上げる!

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台湾エイサーのブース正面
  • 台湾エイサーのブース正面
  • Timelineシリーズ
  • Timelineシリーズ
  • Timelineシリーズ
  • Timelineシリーズ
  • Laminar Wall Jets Technologyの仕組み
  • 「AspireRevo」
  • 「AspireRevo」
 海外ベンダーの勢いが止まらない。「日本市場は競合が多く、なかなか参入が難しい」というのが彼らの口癖だった。それは現在でも変わらないが、ノートの約20%を占めるといわれるネットブック/ミニノート市場をひぱっているのは、いまだに海外のベンダーだ。なかでも台湾ベンダーは、今回のCOMPUTEXでネットブックにAndroid採用を発表したり、Moblinへ積極展開を見せたりと、ネットブックを次のステージへ引き上げようと、次々に新製品を送り出している。

 さらに、これらネットブックに対するメディアの注目度が高まるなかで、「我々は、すでに次の市場を狙っている」と発言するベンダーも増えてきた。つまり、ネットブックと高性能ノートの中間の市場に新しいマーケットを開拓しようという動きだ。

 COMPUTEX TAIPEI 2009の第二会場とも言うべき台湾の南港貿易センターには、PC関連ではお馴染みのベンダーがずらりとブースを構えていた。そのなかのひとつ台湾エイサーのブース正面を飾っていたのは、すでに紹介しているall-in-oneをうたう「Aspire Z5600」と、「Aspire Timeline」だ。昨年、ここはネットブックのAspire oneになっていたところだ。同社が次のステージというのが、このTimelineシリーズだ。COMPUTEX開催前に日本で行われた会見にはAcerグループ最高経営責任者兼Acer会長のJ. T. Wang氏がかけつけ、「不況のPCマーケットを活性化させるもの」と日本市場への投入に自信を見せた。

 展示されていたのはTimelineシリーズから「Aspire 3810T」、「Aspire 5810T」、「Aspire 4801T」の3機種。特徴はまず8時間という駆動時間の長さ。同製品は超低電圧版SU9400を搭載しているが、駆動時間の伸びを実現したのはこれだけではない。「あくまでインテルのCULVは1部のテクノロジーであって、バックライトLEDやマザーボード上のすべてのコンポーネントについて消費電力を下げることを考慮して設計」したという。また、USBなどポートが使われていない時には、ポートをシャットダウンするなどマザーボードのコンポーネント全てに消費電力低減を考慮した設計を行っている。ワンタッチでエコモードに切り替えることができる「Acer PowerSmartキー」の搭載や、スリープモード時に約66%の消費電力をカットし0.1Wの低消費電力を実現するスマートアダプターも特徴だ。

 さらに熱処理についてはインテルの「Intel Laminar Wall Jet」技術を使用している。ノートパソコンを長時間使用していると熱くなる経験は誰にでもあるはずだ。特に膝の上に乗せて使っているとその熱さに不快になることも多い。同技術は、ジェットエンジンの冷却構造を応用、底部とチップの間にエアフローを設けることで、熱が伝わりにくくなっている。

 また注目すべきはその薄さだ。Timelineシリーズは“Ultra thin”をうたっている通り、厚さは1インチ以下となっている。どのモデルも最薄部で最薄部23.4mmとなっているのだ。さらに価格が8万円台となっている点も見逃せない。国内での販売価格は8万9800円であり、コストパフォーマンスはあるだろう。日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏は「駆動時間、薄さ、安さといった3つの特徴がある。これらは一般的な特徴と思われがちだが、よく考えてほしい。バッテリー駆動時間を長くするにはセルをいっぱい積めばいいが、そうすると本体が重くなって厚くなる。また、薄く、軽くというのは国内ベンダーもすでに実施していることだが、価格は20万円、30万円になっている」と話す。

 薄くてスタイリッシュはこれまでもトレンドだったが、低価格、長時間バッテリーということも含めて3ポイントを満たしたノートブックは、国内市場では脅威になるように思われる。国内の主要ベンダーもうかうかしてはいられない状況だ。

 なお、補足になるが、「AspireRevo」も展示されていた。CPUにAtom 230(1.6GHz)を搭載、NVIDIA IONプラットフォームを採用したネットトップだ。6月26日には国内でも登場予定となっている。
《小板謙次》

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