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NTT Com、ジュニパーの「T1600」コアルータを導入〜グローバルIPネットワークの提供容量拡大と省電力化

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 ジュニパーネットワークスは29日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)がグローバル Tier1 IPバックボーンである「NTTコミュニケーションズグローバルIPネットワーク」の拡張・強化において、ジュニパーネットワークスの「T1600」コアルーティング・プラットフォームを導入したことを発表した。

 ジュニパーネットワークスの「Tシリーズ」コアルーティング・プラットフォームの最上位機種である「T1600」は、1.6Tbpsの高いスループットを実現する一方、消費電力は従来製品に比べて約45%、ラックスペース容量は約60%、重量は約67%低減している。また、「T1600」は、電源モジュールやバックプレーンなど一部のコンポーネントを差し替えるだけで、既存のバックボーンに配備された「T640」の筺体を再利用しながら、従来の「T640」から「T1600」へ無停止でアップグレード可能となっている。全世界での納入実績は4,000台超。

 NTT Comによると今回のT1600導入により、グローバルIPネットワークのサービス提供容量拡大とともに、省電力化も実現したという。グローバルIPネットワークは、1997年7月に国際通信会社「エヌ・ティ・ティ国際通信」が設立され、前身となる「国際インターネットゲートウェイサービス」がスタートした当時で、日米間のサービス提供容量45Mbpsだった。3年後の2000年に大阪POP設立、米国Tier1 ISPのVerio(ヴェリオ)社を買収し、日米間の容量も1Gbpsを超えた。現在は、アジア・アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアの主要ISPと共通のASで接続することで、日米間185Gbps、アジア・オセアニア間56Gbpsの広帯域を誇るネットワークとなっている。

 NTTComのグローバル事業本部担当課長福田 健平氏は「インターネットにおけるトラフィックの急速な増加に対し、ルーターの増設は唯一の手段でした。これは設備、運用コストが増加し、設置場所も電力も大量に必要になります。『T1600』は、このような悩みを解消してくれる画期的なもので、現在のスペースで2倍の回線容量が処理でき、かつ、電力は『T640』を2台設置するのと比較して20%強の省エネを実現。まさに、環境への配慮が求められている昨今の時流にも合致しています。」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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