ツリー炎上!——そんな被害を避けるための予防と安全対策 | RBB TODAY

ツリー炎上!——そんな被害を避けるための予防と安全対策

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電気火災で炎上するツリー。ブログとちがってシャレにならない
  • 電気火災で炎上するツリー。ブログとちがってシャレにならない
  • 電気火災で炎上するツリー。ブログとちがってシャレにならない
  • 火災発生件数の推移(総務省消防庁データより作成)
  • ストリングタイプの飾りはホチキス、釘などを使用せず専用のフックやストラップ、タイラップなどを利用すること
  • 火災ではないが、こわれやすい飾りや尖ったもの、誤飲の可能性のある飾りは子供の手の届かない位置に
 工業製品の安全認証機関であるULは、この時期一般住宅でも目立つイルミネーションについて火災事故防止の注意喚起をニュースレターで行っている。

 一般住宅でのクリスマスイルミネーションが、室内のツリーだけでなく庭やベランダ、門柱などへのデコレーションと普及してきているが、乾燥しやすい冬場だけに火災予防や感電事故などに注意が必要だ。まず、乾燥した状態のツリーなどの樹木は火災が起きやすいので、湿度の管理が必要となる。とくに、生木ではないリースなどは注意だ。同時に、屋外であれば機器の防水対策も必要となる。

 以下は、総務省消防庁の発表資料による火災発生件数のグラフだ。第1期(1〜3月)、第2期(4〜6月)、第3期(7〜9月)、第4期(10〜12月)に分けた年間の火災発生件数だ。平成18年度で、乾燥する第4期、第1期の火災件数は、第2期、第3期の合計の1.2倍となっている。

 ULでは、ホームデコレーションで起こりがちなミスとして、以下の例や注意点を挙げている。

・屋内用の電源コードを屋外でそのまま使用している場合:屋内用の機器は防水処理がされていないので、雨水、その他で漏電、ショートなどの危険性がある。

・屋内のコンセントから窓を通して屋外へ配線している場合:サッシ部分でコードの被覆が破れ、金属部分でショート、漏電、感電、最悪火災の危険がある。

 また、これらを踏まえてホームデコレーションを楽しむ際に具体的に気をつけるべき点として以下の7点を挙げている。

・ツリーは、暖房器具など熱や火を発する機器から少なくとも1メートルは離し、出口をふさぐような場所には設置しない。

・屋外の飾りには、必ず屋外用のライト、コードを使用する。

・電源を入れる前に、割れたソケット、痛んだコードなど劣化、破損した部分がないか確認すし、古いものは交換する。

・ストリングタイプの飾りをホチキスや釘などで留めず、専用のフックやクリップ(プラスチック製)を使用する。接続可能なストリングの数も確認し、必要以上につなげない。

・延長コードの定格(アンペア、ワット数)以上の飾りを接続しない。定格以上の負荷は発熱やトラブルのもととなる。

・外出、就寝時には電源を落とす。

・製造元の注意書きをよく読み、指示に従う。

 よく、家庭のクリスマスイルミネーションで電気代がかさむという話を耳にするが、逆にそれだけのエネルギーを使っているということだ。電気だから火災の心配は少ないだろうということはない。コードの被覆を溶かしたり、枯葉が燃え出すくらいの熱量は十分にあると思ったほうがよい。また、装飾にはプラスチックや樹脂製品が多用されている。これらの製品は、発火すると高温になったり、爆発的な炎上をしたり、有毒ガスを出すものもある。電気製品に使用されるプラスチックはこれらを考慮されて、認定を受けているが、そうでない装飾品や製品を使っていると思わぬ事故のもとだ。認定品でも規格外の使用での保障はない。くれぐれも注意してイルミネーションを楽しもう。
《中尾真二》

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