ノーテルネットワークスは26日に、企業のリモートサイトやブランチオフィスで音声やデータ、映像などの通信を統合したユニファイド・コミュニケーション（UC）を実現するアクセス・ルータ「Nortel Secure Router 4134」を発表した。 従来の企業ネットワークでは、デバイスやトラフィックの増加、セキュリティ対策強化などにより、過剰で複雑な“ハイパーコネクテッド”化が進んでいた。ノーテルは、よりシンプルかつ最適化された企業ネットワークへの進化を実現するため、新戦略として「Business Optimized Networking」を5月に発表、これに基づく製品となる。「Nortel Secure Router 4134」は、ルーティング、WAN、Ethernetスイッチング、セキュリティ、VoIP、VPNなど複数のネットワーク機能を単一の筐体に統合し、UCの実現を容易にしている。11月1日から、ノーテルの販売代理店を通じて販売の予定で、メーカー希望小売価格は190万2000円〜となる。 なおICAの取り組みの成果として、マイクロソフトの「Office Communications Server（OCS）2007」のテクノロジがNortel Secure Router 4134に搭載され、2008年第2四半期に北米市場から順次発売される予定となっている。ICAの提携から生まれた技術が製品に搭載されるのは、Nortel Secure Router 4134が初めてとなる。
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