ケンウッドは5日、PCやデジタルオーディオプレーヤー内の楽曲を、オーディオ機器にデジタル方式の信号で伝送するデジタルワイヤレスシステム「SLG-7」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は25,000円。7月下旬発売。 同製品は送信機をPCやデジタルオーディオプレーヤーに、受信機をオーディオ機器に接続することで、楽曲を伝送することができるデジタルワイヤレスシステム。接続方法をワイヤレスにすることで、設置場所の自由度は広げるとともに、伝送方式に非圧縮のままリニアPCM信号を伝送する2.4GHzデジタル方式を採用しており、音質劣化の少ないクリアな音楽再生が可能という。通信距離は30mで、他機器との通信を避けるため、通信に使用するチャンネルの自動切換機能を搭載する。また、「オーディオ回路部」と「デジタル送受信モジュール部」をそれぞれ別基板で構成することにより、各部の電気干渉を抑えるセパレート基板構成や、オーディオ特性に優れたWolfson製D/Aコンバータを採用することで、音質の向上を図っている。 送信機には、PCとのデジタル接続が可能なUSBオーディオ端子とデジタルオーディオプレーヤーなどの機器との接続に対応するアナログ入力端子（ステレオミニ）を装備し、受信機にはアナログ出力端子（RCA）および光デジタル出力端子を装備。 対応OSはWindows Vista/XP/2000以上。送信機はバッテリ内蔵で、充電時間は約3時間、連続再生時間は約4.5時間。本体サイズは送信機が幅61×高さ32×奥行き100mmで、重さは86g。受信機は幅77×高さ32×奥行き78mmで、重さは70g。オーディオケーブル、USBケーブルなどが付属。
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