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オンキヨーがソーテックを子会社化——PC事業における生産・販売体制を強化

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 オンキヨーは2日、ソーテックを子会社化すると発表した。公開買い付け(TOB)と、第三者割当増資による株式の取得で、50.1%を保有する予定。ソーテックの開発・販売のノウハウを取り込み、PC事業を強化する見込みだ。

 オンキヨーは、従来からのオーディオ機器を展開する一方で、AV機器とPCテクノロジーの融合が加速する現実を踏まえて、新経営戦略「全速プラン V625」を策定。デジタルホーム市場における積極的な事業展開を行っている。今年の春には、PC技術とオーディオ技術を凝縮したHDオーディオPCを発表した。

 一方、ソーテックは1984年の創業以来、PC事業において、量販店向け販売のほか、BTO販売や法人向け販売などを展開。年間17万台を超える販売実績を有している。ところが、PC業界では個人消費が低調な中で競争が激化していることもあり、6期続けて当期純損失を計上する厳しい状況にあった。

 こうした状況下で、ソーテックの筆頭株主であるACTIV Investments Fund L.P.が、ソーテックの企業価値向上策についてオンキヨーに相談。オンキヨーは、ソーテックからも財務支援要請を受け、資本提携について検討をはじめたという。

 TOB終了後、ソーテックの普通株式80,724株を1株あたり26,434円でオンキヨーに割り当てられる。8月16日を払込期日として、オンキヨーはソーテックを連結子会社化する。

 今後、オンキヨーは、ソーテックのPC事業における経験を取り込み、PC事業を強化する見込みだ。開発・技術力の向上や効率的な生産体制、カスタマーサポート体制の強化が見込まれ、同社の目指す「デジタルホーム市場でのプレミアムブランド」としての地位確立に大きく前進するとしている。
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