米インテルは5日（現地時間）、台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2007」の基調講演で開発コード名「Bearlake（ベアレイク）」と呼ばれる「Intel 3シリーズチップセット」の新製品投入を発表した。 Bearlakeは45nmプロセスの次世代CPU、開発コード名「Penryn（ペンリン）」に対応するチップセット。すでに4月に「Intel G33」「Intel P35」が出荷開始されており、第3四半期には「Intel Q33」「Intel Q35」を発表するという。同社によれば、すでに100以上のIntel 3シリーズチップセット搭載マザーボードが製造段階に入っており、同社製チップセットの中でも最速での普及が予想される。予定通りに進めば、今年末に登場予定のPenryn普及の土台となるだろう。 Intel 3シリーズは800MHzまでのDDR2メモリと1,333MHzまでのDDR3メモリに対応。PCI Express 2.0やIntel Turbo Memoryをサポートする。また、グラフィック統合型であるG33/G35はHD DVD/Bru-ray Discの再生に対応し、インターフェースとしてHDMIをサポートするなど、次世代メディアの再生環境を整えている。また、G35はDirectX 10対応。 今回公表されたチップセットの主要スペックは以下のとおり。 ●Intel P35 Express・システムバス:1,333/1,066/800MHz・メモリ:DDR2/DDR3 最大8GB・PCI Express x16:1ポート・1,000個受注時の単価:4,150円●Intel G33 Express・システムバス:1,333/1,066/800MHz・メモリ:DDR2/DDR3 最大8GB・内蔵グラフィックス:Intel GMA 3100（インテルクリアビデオテクノロジー搭載）・PCI Express x16:1ポート・1,000個受注時の単価:4,640円●Intel Q35 Express・システムバス:1,333/1,066/800MHz・メモリ:DDR2 最大8GB・内蔵グラフィックス:Intel GMA 3100・PCI Express x16:1ポート・1,000個受注時の単価:4,270円●Intel Q33 Express・システムバス:1,333/1,066/800MHz・メモリ:DDR2 最大8GB・内蔵グラフィックス:Intel GMA 3100・PCI Express x16:1ポート・1,000個受注時の単価:5,250円 なお、同じくIntel 3シリーズの「Intel G35 Express」「Intel X38 Express」は3カ月以内に出荷開始予定だという。
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