NTTドコモは14日、コクヨオフィスシステム(KOS)との間において、KOSのオフィスの構築ノウハウと、NTTドコモの技術力を生かしたソリューション提供を行うなどの協業に向けた検討を開始したと発表した。モバイルオフィス導入により、経営課題の解決を図りたい企業に対して提供する。 また、検討の一環として、同社が開発したオフィス内における携帯電話所持者の位置情報を利用してさまざまなサービスを提供するシステム「WPS(Wireless LAN Presence System:仮称)」に関する共同実験をKOSオフィス内で実施し、本システムの効果的な活用方法に関する検証を行うと併せて発表している。 WPSは、オフィス内に「測位ユニット」を配置し、携帯電話所持者がどの測位ユニットのそばにいるかをWPSサーバにて判定することで位置を測定するシステム。現在はユニットを設置した屋内のみが対象だが、将来的にはGPS測位との連携による、社内外の測位結果の活用を視野に入れているという。 なお、本実験で検証が行われるWPSは、KOS霞が関ライブオフィスにて開催されるフェア「レゾナンスフィールド」(5月17日〜18日)にて公開されるほか、5月21日から6月末まで一般公開するとしている(要事前予約)。