【スピード速報】地方の時間帯別アップロード速度は安定型、首都圏はピークで2倍の差 | RBB TODAY
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【スピード速報】地方の時間帯別アップロード速度は安定型、首都圏はピークで2倍の差

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【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。
  • 【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。
  • 横軸は時間帯、縦軸は平均アップロード速度(Mbps)。首都圏のアップ速度は時間帯による差が大きく、首都圏以外ではあまり差がない。
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 今回は2007年3月20日〜26日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、首都圏と首都圏以外に分けて、時間帯別の平均アップロード速度を算出した。なお今回は、通常「回線速度」として用いられることが多い平均ダウンロードスピード(ダウン速度)ではなく、ネットワークへの発信速度である平均アップロードスピード(アップ速度)を集計している。また、なお、この統計では、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県を「首都圏」とした。

 図を見ての通り、首都圏のアップ速度は時間帯による差が大きく、首都圏以外ではあまり差がない。既報「首都圏のダウン速度は4時がピーク、首都圏以外では時間帯での差が小さい」と比較すると、アップ速度の方が極端であることがわかる。
 首都圏の最速は4時台で36Mbpsを超えており、最遅である15時台(18.5Mbps)の約2倍になっている。つまり、大量の情報発信を行う場合、4時に実行すれば所要時間が15時の(理論的には)半分で済むことになる。

 これに対して、首都圏以外では時間帯による差があまりない。一応、最速は19時台の
13.5Mbps、最遅は13時台の9.9Mbpsであるが、なんらかの明確な傾向が考えられるほどの数字差にはなっていない。

 また、既報のダウン速度の場合と同様、どの時間帯においても、首都圏と首都圏以外のアップ速度には大きな開きが出ている。そこで、全国でのアップ速度のグラフを重ねてみたが(点線)、それでも、首都圏のデータを遥かに下回っている。それほど、インフラに恵まれている首都圏と、首都圏以外のアップ速度差は大きく、この差はダウン速度の場合を上回っている。
 先週の《四国篇》で紹介した「四国アイランドリーグ」による映像配信のような首都圏以外からの情報発信をより盛んにするために、この「スピードデバイド」を縮めていく施策が求められている。
《平野正喜》
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