米CiscoとWebExは15日(米国時間)、CiscoによるWebExの買収に正式に合意したと発表した。 WebExは、Webベースの法人向けビジネスコラボレーションツールの開発を手がける米国企業。WebExのツールはインターネットとブラウザをベースにしており、主にSMBと呼ばれる中小規模の企業をターゲットとしている。 今回の買収は、CiscoがWebExの全発行済み株式を1株あたり57ドルで買い付けることで実施され、買収総額は株式取得額の合計となる約32億ドル、またはWebExのキャッシュバランスの総額となる29億ドル程度と予想される。買収が完了するのは、Ciscoの2007年会計年度第4四半期となる予定だ。なお、買収完了後はWebExは現在の体制とビジネスモデルを保持したままCiscoの開発チームに組み入れられる。 同社では、今回の買収がnon-GAAPベースの2008年会計年度に及ぼす影響はほとんどないとしている。