NEC、新仮想PC型シンクライアント事業でインドのデータセンター大手と提携 | RBB TODAY
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NEC、新仮想PC型シンクライアント事業でインドのデータセンター大手と提携

エンタープライズ その他
【左】今回の提携について説明するNEC取締役執行役員専務小林一彦氏
  • 【左】今回の提携について説明するNEC取締役執行役員専務小林一彦氏
  • インドのIT市場と将来性について語るシフィ社CEO兼社長ラジュ・ベゲセナ氏
  • シフィ社に提供される新仮想PC型シンクライアントのハイエンドモデル。障害自動検知から予備機の起動までが完全に自動化されている
  • 端末は、2006年11月に発表済みの「US100」が使われる。液晶ディスプレイの背面に設置可能なコンパクトサイズでVoIP機能なども搭載する
 日本電気(以下NEC)は、1日、インドにおけるシンクライアント事業において、シフィ社(Sify Limited)と戦略的な提携関係を結んだと発表した。

 シフィ社は、インドにおいて企業向けの各種アウトソーシングサービスや、個人向けインターネットカフェ事業、インターネットサービス事業を展開で急成長を遂げている大手データセンターサービス企業。

 NECは、新仮想PC型シンクライアントシステム「Virtual PC Center(VPCC)」をシフィ社に提供し、シフィ社はこれをアウトソーシング事業等に活用する。特に、シフィ社は、インド国内に3500拠点以上を構えるインターネットカフェや、コールセンターなどにVPCCの導入を進めたい考えだ。

 インドのPC市場は現在年率24%を超える成長を示しており、今回の提携により、両社は今後3年間で10万台のシンクライアント端末とこれに対応するサーバ6000台の展開を目標に事業を拡大していくという。また、現在インドでPC事業を展開していないNECとしては、この提携を足掛かりに、インドにおける同社の事業展開を急拡大していきたい考えだという。

 NECが提供する新仮想PC型シンクライアントシステムは、サーバ側に同社のExpress5800にVPCCサーバを導入した管理サーバと、同じくExpresss5800にVPCC仮想PCサーバを導入した仮想PCサーバとを組み合わせたたもので、管理ツール等も含めたオールインワンセットモデルが用意される。

 シフィ社に導入されるのは、管理サーバ1台と、仮想PCサーバの現用機5台、予備機1台、iStorage(SAN)から構成されるハイエンドモデルで、障害の自動検出〜通報〜予備機上での仮想PC起動までを完全自動化するもの。このセットでシンクライアント100台分の仮想PC環境を提供することができる。
《竹内充彦》
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