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イー・モバイル、EMモバイルブロードバンドサービスを3/31開始〜専用端末EM・ONEも公開

ブロードバンド その他
サービスについて説明する代表取締役兼CEOの千本倖生氏
  • サービスについて説明する代表取締役兼CEOの千本倖生氏
  • 月額基本使用料は毎月5,980円。端末価格を含む初期費用は39,800円から
  • EM・ONEを紹介する千本倖生氏
  • 「箱1つとってもコンシューマに喜ばれるものとを心がけた、スタッフのこだわりが隅々まで行き届いた端末」という
 イー・モバイルは2月19日、HSDPA方式によるデータ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を3月31日に開始することを発表した。携帯電話網を利用したサービスとしては初となる、PC接続時も含めた定額制料金を採用する。

 通信速度は、下り(受信方向)最大3.6Mbps、上り(送信方向)最大384kbpsで、全サービスエリアで3.5GのHSDPA規格を採用する。サービス開始当初のサービスエリアは東京23区内、名古屋市内、京都市内、大阪市内で、6月には都内の国道16号線の内側および神戸・大阪近郊に拡大される予定。

 利用料金は、月額基本使用料が毎月5,980円。端末価格を含む初期費用はプランによって異なり、「データプラン(ベーシック)」では95,000円、「データプラン(いちねん)」では71,000円、最安となる「データプラン(にねん)」では39,800円となる。

 開業にあたってのキャンペーンとして、「開業記念キャンペーン」と「無期限セット割キャンペーン」が展開される。開業記念キャンペーンは、3月31日〜5月31日の2か月間、月額基本使用料を無料とするもの。無期限セット割キャンペーンは、2009年2月末までの期間中、「EMモバイルブロードバンド」と「ADSLサービス」をセットで申し込んだユーザに対し、ADSLサービスの利用料金に相当する月額1,500円を毎月の月額基本使用料合計額から無期限に割り引くというもの。実質的には、ADSLサービスが無料で提供される形だ。

 同社の代表取締役兼CEOの千本倖生氏は、7年前となる1999年のeAccess創業を振り返って、「当時、家庭のインターネットはダイヤルアップの時代で、“遅くて高い”きわめて貧しいサービスでしかなかった」として、eAccessの設立が「固定ブロードバンド革命」を起こしたと位置付けた。そして、今回の「EMモバイルブロードバンド」サービスでは、“高くて遅い”現状の携帯サービスに対し、高速な定額サービスを導入し、「13年ぶりの携帯市場新規参入であり、従来なかった画期的なデータサービスから開始する」と語った。さらに、「今度は携帯という巨大なマーケットの中でモバイルブロードバンド革命を起こす」と宣言した。

 また、千本氏は、現行の携帯電話端末について、「小さな画面しか備わっていないため、ブロードバンド接続でも貧弱な画面しか見られない」とし、専用端末となる「EM・ONE」については、ハードウェアにシャープ、ソフトウェアでマイクロソフトと協力して、「世界でもっとも先端的なモバイル端末」として実現したと紹介した。

 EM・ONEは、同じくシャープ製のWILLCOM端末「W-ZERO3[es]」をさらに洗練させたようなスライディングキーボードを備えたデータ通信端末で、キーボード付きの端末として世界最薄(18.9mm)だという。OSにはマイクロソフトのWindows Mobile 5.0を採用しているが、W-VGA(800×480ドット)の画面に対応するWindows Mobile 5.0端末としては日本国内で初となるとしている。このほか、標準でワンセグ放送受信機能を備えるほか、ホスト機能対応のminiUSBポートも装備する。通信機能では、IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能と、Bluetooth 1.2にも対応する。重量は約250g(充電池、スタイラス含む)で、使用可能時間はカタログ記載値で約4時間となっている。

 千本氏は、EM・ONEが「箱1つとってもコンシューマに喜ばれるものとを心がけた、スタッフのこだわりが隅々まで行き届いた端末」だとし、「ケータイ(携帯)の新ケータイ(形態)」と紹介している。
《渡邉利和》
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