KDDIは12日、ロシアの通信会社であるロステレコムと海底ケーブルの建設と保守に関する協定を締結したと発表した。この海底ケーブルは、日本の直江津市とロシアのナホトカ間の900kmを2ルートで接続するというもの。2008年初頭に運用を開始する。 さらにこの海底ケーブルは、ロステレコムが保有するロシア国内に敷設された光ケーブルに接続され、日本とヨーロッパを最短距離で結ぶ。これにより、日本とヨーロッパ間の長距離を大容量にしかも、少ない遅延(200ミリ秒)で通信ができるようになる。 現在、日露間の通信は、560Mbpsの海底ケーブルと衛星通信が利用されている。しかし、日本〜ロシア間はもとよりヨーロッパ間での通信が急増。これに対応するため、今回の海底ケーブルの敷設になったとしている。