「iDCを活用するケースが増えてきた」 -ジュニパーがiDC向けソリューションを拡大 | RBB TODAY

「iDCを活用するケースが増えてきた」 -ジュニパーがiDC向けソリューションを拡大

エンタープライズ その他

 ジュニパーネットワークスは7日、次世代データセンター向けのソリューションを拡充すると発表した。
  •  ジュニパーネットワークスは7日、次世代データセンター向けのソリューションを拡充すると発表した。
  • ジュニパーネットワークスのデータセンター向けのソリューション。今回の発表で追加されるのは、ハイパフォーマンスルーティング、WAN最適化、アプリケーションデリバリのカテゴリに属する製品
  • WAN最適化プラットフォームのラインナップ。ハードディスクの有無で2系統が用意されているが、今回のWXCはハードディスク搭載のモデルで、データ圧縮後の回線帯域を45Mbpsまで引き上げることが可能
  • データセンタ向けエッジ/コアルータのラインナップ。2.5ギガアップリンクスと10ギガアップリンスの2系統の製品がある。今回のM120は10ギガアップリンス対応のモデル
  • DXロードバランシング&アプリケーション高速化プラットフォームのラインアップ。今回発売される製品は、従来のDX3250/DX3650の後継機種となるもの
 ジュニパーネットワークスは7日、次世代データセンター向けのソリューションを拡充すると発表した。

 現在の企業ネットワークは、変化の少ない従来のようなスタティックなネットワークから、迅速な変化への対応が求められている。同社では「リアルタイムエンタープライズ」をキーワードに、システム全体へのアプローチやオペレーションの簡素化などによって、リアルタイムなビジネスを止めずに利用できるネットワークソリューションを提供している。

 同社の乙部幸一朗氏(アジアパシフィック担当プロダクトマネージャー)は、データセンタ向けのソリューションを拡充する背景について、「最近iDCが再び注目を浴びるようになってきた。Webアプリケーションの増加、サーバの集約、セキュリティ対策、データのバックアップといった企業ニーズがあり、データセンタを活用するケースが増えてきた」とし、このようなニーズに対応するために、「データセンタのインフラとして必要な幅広いポートフォリオを提供していく」と述べた。

 今回、同社のデータセンタソリューションのラインナップに加わる新製品は、エッジルータ「M120」、ロードバランシングとSSLアクセラレーション機能を備えたプラットフォーム「DX3280」「DX3680」、WAN最適化プラットフォーム「WXC590」および「WXC590 スタック」である。以下、それぞれの製品について紹介する。

■WXC590/WXC590 スタック
 WANを最適化するプラットフォーム。回線のアクセアレーションとデータの圧縮により、WXC590はデータ圧縮後の回線帯域を45Mbpsまで引き上げ、エンドポイントのスループットを大幅に向上できる。また最大6台までスタック構成が可能なため、OC-3(155Mbps)までの回線の最適化に対応する。

 今回、新しいハードウェアに合わせて、OSもバージョンアップされ、WXOSとWX CMS がv5.4に変更された。前者によりディスク・ウォーミング機能(ファイルを転送し、再びそれを送り返す際に、データパターンを記憶することで、高速な通信を可能にする機能)や、Sambaサーバへの対応が可能になった。一方、後者ではコンソールによって拠点ごとに圧縮率を集中的にモニタリングすることができるという。

■M120
 データセンタのゲートウェイ部に配置するエッジ/コアルータ。既に7月に発表された製品だが、今回の新製品に合わせて、データセンタ向けソリューションとして販売する方針だ。主な特徴として、優れたパケット転送能力、QoSも含めた柔軟なサービス優先制御機能、可用性の強化などが挙げられる。最大120Gbpsのパフォーマンスを備えている。JUNOSに加え、新しく開発したインターネットプロセッサを採用し、処理能力を向上するだけでなく、幅広いQoSを提供する機能をサポートしている。

■DX3280/DX3680
 新製品は、ロードバランサとしての機能のほか、SSL VPNアクセラレーション機能を提供する専用ASICを採用している。SSL VPN通信の高速化とオフロードを実現し、サーバとWebの能力を最大化できる。いずれもSSL VPN通信において、従来モデルより2〜3倍のパフォーマンスを備えているという。また、64台までのActive-Active冗長構成が可能になっており、優れたスケーラビリティをもつ。このほかSSO(シングルサインオン)機能も追加されているので、認証の簡素化も可能だ。DX3280はXeon(3.2GHz)のデュアルプロセッサと4GB・DRAMを搭載、またDX3680はPentium4(3.2GHz)と2GB・DRAMを搭載する。前者は2007年第1四半期に発売される予定だ。
《井上猛雄》

特集

page top