ノーテルとネクストコム、高松市にてワイヤレスメッシュネットワークを構築 | RBB TODAY
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ノーテルとネクストコム、高松市にてワイヤレスメッシュネットワークを構築

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 ノーテルネットワークスは2日、ネクストコムと共同で、西日本電信電話(NTT西日本)が手掛ける平成18年度・経済産業省「情報家電活用基盤整備事業(デジタルコミュニティ実証実験)」をサポートすると発表した。

 デジタルコミュニティ実証実験は、経済産業省が推進する情報家電ネットワーク促進のためのプロジェクト。平成18年度は高松琴平電気鉄道(ことでん)が幹事となり、NTT西日本と高松デジタルコミュニティ推進協議会が推進する「地域振興・情報化事業」が採択されており、香川県高松市にて実証実験が行われる。なお、実験事業のインフラにはノーテルとネクストコムが提供する公衆無線LAN環境「ワイヤレスメッシュネットワーク」と、電子マネー「IruCa(イルカ)」決済システムが採用されている。

 今回のプロジェクトでは、ネットワーク基盤にワイヤレスメッシュネットワークを用いることで、日本一の長さを持つ高松市の2.7kmのアーケード商店街で、ことでんが発行しているプリペイド型ICカード「IruCa」を利用することが可能になるという。これによりIruCa1枚で、ことでんの電車やバス、高松中央商店街や高松天満屋での決済ができるほか、インターネット接続やIP電話などが利用可能となるため、高松市街地の利便性向上および情報化、また地域経済の活性化が期待できるとしている。

 今回提供されるワイヤレスメッシュネットワークは、低コストで拡張性と堅ろうなセキュリティを持つ公衆無線LAN環境を提供するノーテル製品を活用し、ネクストコムのインテグレーションによって展開される。アクセスポイント間を無線でつなぐ同社独自のメッシュネットワーク技術と、IEEE802.11、IPルーティング、IPsecなど標準技術との組み合わせ、さらに自動検出と自己修復アルゴリズムの実装により、電子マネーの決済システムの安全性を守りながら、簡易にネットワークを敷設し、オープンなインターネット環境の提供、地域の情報基盤整備を実現できるとしている。
《村上幸治》
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