米コダック、映画館向けシネマプレーヤー「シネサーバー JMN3000」 | RBB TODAY
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米コダック、映画館向けシネマプレーヤー「シネサーバー JMN3000」

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 米イーストマン・コダックは8日(現地時間)、米ラスベガスで行われている映画配給会社と興行主向けの展示会「ShoWest 2006」にて、デジタルシネマプレーヤー「コダック シネサーバー JMN3000」を発表した。同プレーヤーでは、3D MPEG2機能を含むJPEG2000およびMPEG2圧縮形式の映像を自動的に解凍・再生できるのに加え、高性能なシネマ配信ネットワーク「コダック ネットワーク」に接続できるという。なお、同製品の受注は米国では開始されているが、日本での発売時期や発売価格は未定となっている。

 シネサーバー JMN3000は、スタンドアローンでも使用できるが、コダック ネットワークの構成要素として使用することでデジタルシネマの性能を最大限に引き出せるように設計されている劇場向けシネマプレーヤー。

 シネサーバーは、各スクリーンのシネマグレードのデジタルシネマプロジェクターに接続されており、受け取った上映コンテンツを暗号解読・圧縮解凍し、言語や映像形式の選択などを行った後、プロジェクターにコンテンツを送信し上映を行なう。なお、プロジェクターの提携先はバルコ社となっている。

 コダック ネットワークは、広告などのプリショーから本編までのすべての上映に対応するように設計されたシステム。劇場のチケットシステムに接続されたコダック ネットワークは、上映スケジュールを受け取り、プリショー、予告編、本編などのすべての上映コンテンツを正しい時間に正しいスクリーンにて上映させることができるとしている。

 本システムは、同社のネットワークオペレーションセンターにて、本編と予告編を暗号化の後に圧縮をかけパッケージ化したものを、HDDまたは衛星を介して劇場に配信するネットワーク。なお、本編の解読キーとプリショーコンテンツはブロードバンド回線またはDVDを使って劇場に届けられ、劇場のセントラルサーバにダウンロードされるという。
《村上幸治》
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