米ルーセント・テクノロジーのベル研究所は9月29日(現地時間)、光通信による100Gb/s Ethernet伝送に初めて成功したと、スコットランドで開催された光通信分野の国際会議「European Conference and Exhibition on Optical Communication(ECOC)」にて報告した。
現在Ethernet信号は、10Gb/sまたは40Gb/sのSONETにより伝送されているが、ベル研究所の今回の研究は「100Gb/s Ethernet over Optical」の実現を目指したものだとしている。
これについてベル研究所のディレクターであるMartin Zirngibl氏は、「今回の成功は注目に値する快挙です。ベル研究所は伝送速度の限界を突破し、光システムで100Gb/s Ethernetを実現する2つの技術を発表しました。より多くの企業が10Gb/s伝送に移行している中、通信事業者はネイティブEthernet形式で大量のデータを効率的に多重化し送信する手段として、MAN(Metro Area Network)での100Gb/s Ethernet実現を目指しています」と語っている。