『BLOOD+』開戦前夜・プレミア試写会〜キャスト挨拶&高橋瞳ライブ | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

『BLOOD+』開戦前夜・プレミア試写会〜キャスト挨拶&高橋瞳ライブ

エンタメ その他
ライブ終了後に行われたプレス向けフォトセッションでの豪華ショット。前列の左が高橋瞳さんで右が喜多村さん。奥の列一番左は、翼手の等身大フィギア。
  • ライブ終了後に行われたプレス向けフォトセッションでの豪華ショット。前列の左が高橋瞳さんで右が喜多村さん。奥の列一番左は、翼手の等身大フィギア。
  • BLOOD+
  • BLOOD+
  • BLOOD+
 10月1日に開催された、「『BLOOD+(ブラッドプラス)』開戦前夜・プレミア試写会〜『ガンダムSEED DESTINY』から『BLOOD+』へ世紀のリレーイベント」のリポート後編をお届けする。続いては、『BLOOD+』キャストによる舞台挨拶と、高橋瞳さんのライブの模様をお伝えしよう。

 TBSアナウンサーの向井政生氏が司会となり、第2部ともいうべき出演キャストによる舞台挨拶はスタート。ステージに登場したのは、主人公・音無小夜(おとなしさよ)役の喜多村英梨さん、小夜が1年前から世話になっている宮城(みやぐすく)家の長男(小夜の義理の兄)で同じ高校の先輩でもあるカイ役の吉野裕行(よしのひろゆき)さん、謎の組織“赤い盾”の一員で小夜を監視するデヴィッド役の小杉十郎太(こすぎじゅうろうた)さん、その相棒でユーモラスな体型とキャラクターのルイス役長嶝高士(ながさこたかし)さん、小夜の親友・金城香里(きんじょうかおり)役の門脇舞(かどわきまい)さん、赤い盾や米軍とも深い関わりのある謎めいたフランス人ヴァン・アルジャーノ役の諏訪部順一(すわべじゅんいち)さんの5人。5,000人の観衆の前での生アフレコを控え、やや緊張気味という状態で登場である。

 アナウンサー氏による紹介が終わると、この日の目玉のひとつである生アフレコがついにスタート。映像は10月放映分の第1話から第4話までを特別編集した15分の内容である。5人はさすがにプロだけあって、「あらかじめ録音してあるのでは?」と感じさせるほど、映像とシンクロしたアフレコをノーミスで披露。ところどころ、諏訪部さんが、アルジャーノがあめを口に入れるシーンに合わせて、自身も実際にあめ玉を口にほおばって音を出したりするなど、場内の笑いを誘うシーンもあったが、超のつくレアな生アフレコを体験し、場内は感動のあまり静まりかえっていた。プロならではの匠を目の前にして、さすがという具合である。

 無事終えてスペシャルトークに移り、5人は生アフレコの感想と今後1年間の抱負を語った。主演の喜多村さんは、これまでになく緊張したとのことで、「初の大役を精一杯がんばる」とのメッセージ。またカイ役の吉野さんは、グレてしまっているカイと自分を比較して、「自分はあそこまでムチャしたことありません」などと笑いをとっていた。

 そして、ベテランらしさを見せてくれたのがデヴィッド役の小杉さん。絶妙の間や話したくてたまらないという話運びに、会場は爆笑しまくりであった。小杉さんとは役の上で相棒であるルイス役の長嶝さんも負けてない。「自分も食べ歩きが趣味だけど、ルイスも画面に出てくるたびに食べていて、長嶝の生活はルイスそのまんまだと思ってください」と負けず劣らず笑いを誘った。

 その強烈な二人のあとの数少ない女性キャラを演じる門脇さんは、思わず(?)少々先の展開に関わるようなことをフライング。この日、会場にいたファンは貴重な話を耳にできたことだろう。そして最後が、土6では『鋼の錬金術師』から3作品連続で登場の諏訪部さん。実際のアフレコでも、あめ玉をなめながら収録するなどの、貴重な話で笑いを取っていたのであった。

 そしてそのあと、スペシャルゲストが登場。『SEED』と『DESTINY』で主役の一人、アスラン・ザラ役を務めた石田彰さんが、バトンに見立てた花束を喜多村さんに贈呈すべく現れたのだ。いきなりのサプライズに、会場はこの日一番の嬌声が響いたほど。石田さんは、「生アフレコは自分の小さな心臓では持たない」と、それを実演した5人を大絶賛。「『DESTINY』をあと半年はやりたい気持ちもあるけど、あと半年もやるのはやっぱりきついから、ちょうどいい時期のバトンタッチですね」と、重責を果たした安堵感と寂しさとの両方が募る感想を述べていた。そして、『BLOOD+』への出演はと聞かれるに及び、「生アフレコがなければぜひ(笑)」と会場を笑わせて、第2部を締めてくれたのであった。

 そのあとは、第3部ともいうべきミュージック系イベント。最初に、『BLOOD+』のエンディングテーマ『語り継ぐこと』を歌う元ちとせさんのビデコメントが上映された。2年ぶりに音楽シーンに帰ってきた彼女は、この静かな曲調のエンディングテーマソングで、人として大事なものを伝えていきたいということであった。

 続いては、いよいよ高橋瞳さんのライブである。彼女は、『DESTINY』の3番目のオープニングテーマである『僕たちの行方』でデビューを飾った現役高校生。デビューシングルが初登場オリコンチャート第1位という、史上3人目の快挙を成し遂げた、いま猛烈に期待されている若手女性シンガーだ。土6の2作品連続でオープニングテーマを担当することとなり、今回のイベントでもライブを披露してくれることになったのである。最初に、完成したばかりという『BLOOD+』のオープニングテーマ『青空のナミダ』のプロモーション映像を上映。同映像は、劇中のカットもふんだんに使用された内容で、思わず見入ってしまうクォリティーである。

 そしてその興奮が冷めやらぬうちに高橋瞳さん本人が登場し、いよいよライブへ突入となった。一気に会場のファンは総立ちとなり大興奮の状態に。曲は、『僕たちの行方』に始まり、『メロディー』、『evergreen』、『もうひとつの夜明け』と続き、最後は『青空のナミダ』。まさに、『DESTINY』から『BLOOD+』へのバトンタッチが完了したという具合である。

 世紀のリレーイベントと銘打たれたタイトルにふさわしい、ファンのエネルギーと作り手のダイナミズムとが渾然一体となった熱いイベントであった。『BLOOD+』は土6の新番組として、今後1年その行方をしかと見届けていきたいと感じさせる期待に満ち満ちた作品であることを覚えておいてほしい。

 同イベントの模様をインターネット・ライブ中継したAIIでは、『BLOOD+』テレビ放送当日の24時より本編の無料配信を実施。さらに、10月1日に開始した月額会費制サービス「Screenplus」にて、本編の高画質版や放送後1週間を過ぎたライブラリー作品、また今回のライブ中継のような特別映像などを配信する予定だ。

(デイビー日高)
《RBB TODAY》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

page top