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東芝、HD DVD-Rを2層化し30Gバイトの大容量化を達成 対応レコーダーを来春発売へ

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 東芝は、「HD DVD-R」の2層ディスク(容量30Gバイト)を開発した。この技術は、9月14日付けのDVDフォーラムの幹事会で「Ver.1.9」として承認されたもので、同フォーラムより技術開示が開始されるという。

 同社は10月17日に開始されるDVDフォーラムの互換性試験に、ディスクメーカーと共に参加し、今年中のHD DVD-R 2層ディスクの規格書発行(Ver.2.0)を目指す考え。また、本ディスクに対応したHD DVDレコーダーは来春発売予定だという。 

 HD DVD-Rディスクは、今年2月に1層ディスク(15Gバイト)の規格書(Ver.1.0)が発行されていたが、さらなる大容量化に向けて開発が進められていた。今回、同社が色素メーカーと共同で開発した新たな有機色素を使ったHD DVD-Rの2層ディスクをDVDフォーラムに提案し、Ver.1.9の規格として承認された。

 今回承認されたHD DVD-Rの2層ディスクは、現行DVDや既に規格書が発行されているHD DVD-ROM、HD DVD-RWディスクと同じく、0.6mmディスクの2枚貼り合わせ構造を採用している。さらに、現行のDVD-Rと同じく、記録層に有機色素を使うため、現行DVD-R製造設備を有効活用することが可能であり、新たな設備投資を最低限に抑えることが可能だという。
《竹内充彦》
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