富士通、ルータの経路計算を外部サーバを使うことにより向上させる技術を開発
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今回開発された技術は、ルータが行う経路計算を外部のPCやサーバに代理実行させることを可能にする技術。外部サーバ上にルータの仮想インターフェースを作ることで、従来ルータ内で行っていた経路計算を外部サーバで実施し、その結果を実際のルータの動作に反映させることができるという。これにより、経路計算に最新のプロセッサを利用できるようになるため処理の大幅短縮が可能になるほか、外部サーバを変更するだけで処理能力を容易に高められるようになる。
今回の実験での試作検証はルーティングプロトコルへの適用までだったため、今後はルータ上で実行されるほかのプロトコル処理についても検証を行い、ネットワークの利便性を高めるための技術開発を進めていくとしている。