シャープ、大型液晶テレビの安定供給のため、亀山第2工場の建設に着手 | RBB TODAY
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シャープ、大型液晶テレビの安定供給のため、亀山第2工場の建設に着手

IT・デジタル テレビ
亀山工場 左:第1工場、右:第2工場(完成予想図)
  • 亀山工場 左:第1工場、右:第2工場(完成予想図)
 シャープは30日、40型以上の大型液晶テレビの需要拡大に対応するためとして、亀山第2工場の建設に7月1日から着手すると発表した。今後、建屋の建設、生産設備の搬入を順次行い、2006年10月の生産稼動を目指す。本第2工場の稼動により、大型液晶テレビ市場の開拓と大型液晶パネルの安定供給体制の構築を図っていくという。

 第2工場では、40型以上の大型液晶テレビの需要拡大に対応すべく、第8世代マザーガラス(2,160×2,400mm)を採用し、建築面積は第1工場(液晶工場)比約2.4倍に拡大する。第8世代マザーガラスは、40型クラス8枚取り、50型クラス6枚取りが可能。投入能力は、15,000枚/月。2007年中には、第2期生産ラインの導入により、30,000枚/月に増強予定。

 耐震構造設計を一段と強化し、今回新たに「制震構造」を導入。制震構造とは、建物の骨組に制震ダンパー(制震装置)を備えるもの。これにより、地震による衝撃を吸収し、大型地震による操業への影響を最小限に抑えられるという。環境面でも、最新鋭の環境配慮型工場を目指していくとのこと。

 また、部材メーカーと設計段階から新規部材の開発を進め、大幅なコストダウンを図るとともに、生産プロセスの改善などにより、第1工場に比べ約2倍(45型換算)の投資生産性を実現できるという。
《高柳政弘》
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