デジオン、家電メーカー向けホームネットワーク機器の開発キット「DiXiM HAK」を提供開始 | RBB TODAY
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デジオン、家電メーカー向けホームネットワーク機器の開発キット「DiXiM HAK」を提供開始

IT・デジタル レコーダー
 デジオンは30日、マルチメディアホームネットワークを構成する家電製品を低コストかつ短期間に開発するためのキット「DiXiM HAK(Hardware Adaptation Kit)」を開発し、6月から提供を開始すると発表した。

 今回発表された開発キットは、メディアサーバ機器(DMS:Digital Media Server)を開発するための「DiXiM DMS HAK」と、プレーヤー機器(DMP:Digital Media Player)を開発するための「DiXiM DMP HAK」の2種類。サーバ機器であるDMSは、ビデオや音楽、写真といったデジタルコンテンツをホームネットワークに配信し、プレーヤー機器であるDMPは、DMSが配信するデジタルコンテンツを再生するという役割になっている。

 DiXiM DMS HAKは、「Freescale Semiconductor MPC8248」「Renesas SH4」「Toshiba TX4938」「VIA Eden」など各社のハードディスク搭載型リファレンスボードと、これらのボード上で動作するデジオンのDMSアプリケーション「DiXiM Storage Server」で構成。

 一方のDiXiM DMP HAKは、Sigma DesignsのEM8620Lを搭載したリファレンスボード「Envision 8620L」と、デジオンのDMPアプリケーション「DiXiM DMA 2.0」、およびハードウェア構成やアプリケーションのUIデザインなどをカスタマイズするためのドキュメンテーションで構成されている。EM8620Lは、DMPで使用されているプロセッサで、低コスト・高品質なDMPプラットフォームに適している。

 これらDiXiM HAKを構成するアプリケーションは、いずれも「デジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)ガイドライン」に対応している。同開発キットを導入することで、家電メーカーなどの開発会社は、DLNAガイドラインに対応したハードディスクレコーダーやテレビなど、ホームネットワーク用のDMS機器やDMP機器といったハードウェア製品を低コストで短期間に開発することが可能になる。

 DLNAは、家電、モバイル、PCの各業界の企業が集まり、デジタル機器の相互接続性を実現させるための標準化活動を推進している業界団体。
《村上幸治》
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