フレッツとIPv6マルチキャストを用いたテレビ向けの放送サービス「4th MEDIA」が開始 | RBB TODAY
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フレッツとIPv6マルチキャストを用いたテレビ向けの放送サービス「4th MEDIA」が開始

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フレッツとIPv6マルチキャストを用いたテレビ向けの放送サービス「4th MEDIA」が開始
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 オンラインティーヴィやぷららネットワークスなどは、FTTHやADSLを利用したテレビ向けの多チャンネル放送とVoD(ビデオオンデマンド)のサービス「4th MEDIA サービス」を開始した。サービスは、対応ISPにてフレッツ・ADSLまたはBフレッツを契約しているユーザが対象になる。

 4th MEDIA サービスは、2003年9月から実験が進められていたが、今回の商用サービスではIPv6マルチキャストを利用するなどの変更が加えられている。

竹岡哲郎氏
 発表会では、オンラインティーヴィ代表取締役社長の竹岡哲郎氏が「日本ではCATVなどの多チャンネル放送が20%の世帯で普及している。一方のアメリカでは80%にも上る。この日米の差である60%を(4th MEDIA サービス)で開拓できる」と意欲を見せた。

 4th MEDIAの放送サービスでは、30チャンネルが楽しめる「レギュラープラン」(月額2,415円)が用意されており、ジャンルは、映画、スポーツ、ニュース、アニメなど多岐に渡る。さらに映画、釣り、パチンコ、アダルトなどの専門チャンネルが含まれる「プレミアムチャンネル」が10チャンネル分用意されており、それぞれ月額735円〜月額2,635円。

 一方のVoDは、ハリウッド映画を中心に約1,000タイトルをラインナップ。新作については、DVDのレンタル開始から約3か月後をめどに追加される予定だ。料金は新作映画が420円、旧作映画は315円などに設定されており、購入から24時間以内だと何回でも楽しめる。また、VoDのみが楽しめる「ライトプラン」(月額577円)も用意されている。なお、レギュラープランとライトプランともにVoDが月2本まで無料で楽しめる。

 VoDのデモンストレーションを見る限りでは早送りや一時停止、こま送りなども実装されており、DVDと同じようなレスポンスで操作できるのが印象的だ。また放送も含めてMPEG2でエンコードされており、ビットレートは約2.5Mbpsと約4.2Mbpsに切り替えができるのだがいずれも画質は良好だ。

 この4th MEDIA サービスでは、ぷららネットワークスが配信ネットワーク「4th MEDIA プラットフォーム」を構築。これをオンラインティーヴィが利用し「電気通信役務利用放送事業者」として放送やVoDサービスを提供するという形態が取られている。放送サービスにおいては配信サーバからユーザまで「IPv6マルチキャスト」を利用し、効率的な配信が行われているのが特徴だ。なおIPv6を用いているため、NTT東日本の「FLET'S.NET」(月額315円)の契約も必要になる。

 また4th MEDIA サービスはISPから提供される形になり、ぷららをはじめとして、@nifty、BIGLOBE、hi-ho、So-netが対応する。各ISPともに、サービスの内容や料金はほぼ同じだが、キャンペーンの内容が異なっていたり、独自のコンテンツを展開したりすることも可能だ。

 なお4th MEDIAサービスに対応したSTBは購入する必要があり、今のところ沖電気、NTT東日本、住友電工が発表している。価格はNTT東日本の製品については26,500円となっているが、ISPによっては値引きするキャンペーンを実施している。

 このような、FTTHを用いたインターネット接続のオプションで放送を提供するケースとしては、KDDIが提供する集合住宅向けのFTTH接続サービス「光プラス」の「光プラスTV」やNTTコミュニケーションズの「NTT Com CoDen光サービス」の「光TVサービス」が挙げられる。さらに、関西地区ではケイ・オプティコムが各CATV事業者と進めていたり、東京電力とパワードコムが共同で提供を検討している。ブロードバンドの普及により各社がIP電話を提供してきたように、FTTHによる放送サービスも本格化しそうだ。

※価格はすべて税込み

(左)沖電気のSTB(右)住友電工ネットワークスのSTB


(左)VoDサービスにて「マトリックス レボリューションズ」を購入する画面(右)STBとテレビのを接続した様子
《安達崇徳》
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