4月は始まりの月。特に今年は、消費税の表示が変わったり、営団地下鉄が「東京メトロ」になったり…、“看板の架け替え”に関係された皆さん本当にご苦労さまでした。よくよく考えてみると、“4月1日＝エープリルフール”というお祭りも、こうした時期だからこそのものじゃないかな、などと納得できたりもします——「新しく、私はこんな風になりました」というメッセージのパロディーとして、ね。 ところでWeb業界人は、昔からこの「エープリルフール」のお祭りが大好きです。今年もYahoo!をはじめ、いくつかのサイトが、“なんちゃって”コンテンツや“とんでも”ニュースの仕込みに汗を流されました。本当にご苦労様です。Web業界人が、エープリルフールを大好きな理由はとてもはっきりしていると思います。なにせ“ここ”は、「情報」だけでできている世界ですから。その「情報」の不確実さと扱いにくさを、敢えて自分たちでなぞって確認し、その非合理を笑い飛ばそうとする様は、まるで「村祭りの狂言」。つまり天候や災害に生活が左右される農村の、秋の風物詩である収穫に関する神事と、その娯楽性にとってもよく似ています。 ささやかながら、今年は僕もこの「エープリルフール」、やってみました。（水島久光：コラム本文へ）
ぴあが個人情報流出を発表！クレジットカード情報など流出、被害額は現時点で630万円に
