NTT Com、リアルタイムの双方向映像通信システムを開発。新圧縮方式採用でさまざまな端末・回線に対応可能に | RBB TODAY
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NTT Com、リアルタイムの双方向映像通信システムを開発。新圧縮方式採用でさまざまな端末・回線に対応可能に

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 NTTコミュニケーションズは、さまざまな端末や回線から利用可能なリアルタイム双方向映像通信システムの開発に成功したと発表した。圧縮方式に「スケーラブル映像符号化技術」を採用することで、遅延なくISDNやFOMAから無線スポット、LANに対応可能だとしている。

 スケーラブル映像符号化技術は、NTTサイバースペース研究所の開発した映像圧縮技術で、一つの映像フレームを多段(たとえばA・B・Cの3段階)でデータ化し、細い回線では「A」のデータだけ、中ぐらいでは「AとB」、太い回線では「A、B、Cすべて」を送るようにすることで、遅延や、必要以上の画質劣化なしに映像のやりとりができるようになるというもの。

 また、今回開発されたリアルタイム双方向映像通信システムでは、各端末のインターネット接続環境を「スケーラブル変換サーバ」で管理することで、回線帯域や端末性能にあったコミュニケーションが可能。再生環境や通信環境の変化にあわせてリアルタイムに画質を変更することも可能だという。

 NTTコミュニケーションズでは今後、サービスへ組み込みなどに向けて検証実験を進めるとしている。
《伊藤雅俊》
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