モバイル放送が放送センターを公開。サービス開始に向け実運用を想定した試験にあわせ | RBB TODAY

モバイル放送が放送センターを公開。サービス開始に向け実運用を想定した試験にあわせ

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モバイル放送が放送センターを公開。サービス開始に向け実運用を想定した試験にあわせ
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 2004年中をめどに移動体向けに衛星放送を始めるモバイル放送の放送センターが完成した。それに伴い、6日から10日にかけて実運用を想定した長時間の電波送出が行われている。

 この放送センターは、東京大井町にあるビルの一角を借りており、1階部分は監視室や出力機器が屋上には衛星へのアップリンク用のアンテナが設置されている。

モバイル放送用の衛星「MBSAT」のも名
 この放送センターに入るとまず目に付くのが、2004年1月の打ち上げが予定されているモバイル放送用の衛星「MBSAT」の模型だ。下に見える大きな円盤が地上に放送用の電波を送るアンテナで直径は約12mもある。これまでの衛星のアンテナは最大でも約9mとのことなのでモバイル衛星放送のアンテナがいかに大きいかというのがお分かりいただけるだろう。現行の衛星放送のダウンリンクで使われている帯域と比べて、モバイル放送が利用しているSバンド帯(2.6GHz帯)は出力を大きくできるのが特徴だ。そのため、端末には大がかりなアンテナが不要な一方で、衛星には大きなアンテナが必要になってくる。
 なおこの衛星は、韓国の通信会社であるSKテレコムとの共同所有になっており、日韓でのモバイル衛星放送に利用されることになる。

 中に入ると、大きく分けて監視室、登録室、送信機器、電源室の4つの部屋がある。

監視室。中央に大きな画面とその周りには各チャンネルを表示した画面が 送信機器


 監視室は、「いかにもテレビ局!」といった機器が並んだ部屋だ。ここでは、放送機器の監視が行われている。さまざまな自動化を進めたことで、5人程度の常駐で放送サービスを提供できるようになったという。
 登録室では、番組素材のエンコードのほか、過去3か月間分に放送した番組を録画するといった作業が行われる。送信機器と電源室に関しては、すべて二重化されており、特に電源は6.6KVの受電を2系統、300KVAのUSP、2500KVAの発電機を備えている。

 屋上には、開口径7.6mのアップリンク用アンテナのほか、予備のアップリンク用のアンテナも設置されている。またダウンリンク受信用のアンテナもあり、こちらは実際に放送で使われている電波を受信することで状況を監視する役割がある。

アップリンク用のメインアンテナ 奥に見えるのがアップリンク用の予備アンテナ。手前がダウンリンクの状況を監視するためのアンテナ


 またここでは、この放送センターから送信された映像を受信している端末も展示されていた。専用の衛星はまだ打ち上げられていないため、他社の通信衛星を借りている形になっているが、徐々に本運用の構成に近づきつつある。これを見る限りでは、技術的な課題は解決されつつあるようだ。
 今回の実験では、ラジオのほかテレビも2チャンネル分が放送されていた。しかし、1つ気になる点がある。それは、チャンネルの切り替えに時間がかかることだ。幾度か試してみたが、いずれの場合でも4から5秒程度もかかってしまう。これは、インターネットのストリーミング放送のように、バッファリングを行うことが影響している。移動中だと、トンネルに入ったりビルの陰に隠れて衛星が一時的に見えなくなることがある。そのためのバッファリングだが、こんな欠点が生まれてしまったことになるのだ。将来的には、何かしらの形で解決するとのことだが、本サービス開始時には間に合わないとしてる。

チャンネルの切り替えの様子。4から5秒程度かかってしまう。(クリックで再生、2.55MバイトMPEG1)
《安達崇徳》

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