[WIRELESS JAPAN 2003]ワイヤレスのセキュリティ改善が更なる飛躍への鍵(後編) | RBB TODAY

[WIRELESS JAPAN 2003]ワイヤレスのセキュリティ改善が更なる飛躍への鍵(後編)

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[WIRELESS JAPAN 2003]ワイヤレスのセキュリティ改善が更なる飛躍への鍵(後編)
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■課題のセキュリティは全社的問題
エクストリームネットワークス 森茂人氏
エクストリームネットワークス 森茂人氏
 午後から講演したエクストリームネットワークス ソリューション マーケティング部部長の森茂人氏は、未だに半数のアクセスポイントが暗号化すらされてないと、セキュリティ意識の低さに警鐘を鳴らす。森氏は、セキュリティを高めるために必要な要素を「認証を強化」「暗号化を強化」の2つと提唱した。

 このときセキュリティを高める代わりに、ユーザに新たな操作を強いては支持を得られない。森氏は、「有線・無線でも変わらないログイン画面、Windowsログオンと一体化したシングルサインオンが重要」と主張した。

 講演の最後に、森氏は「管理者がどんなに強固なネットワークを作っても、社員が勝手にアクセスポイントを設置しただけで、大きなセキュリティホールになってしまう」と強調していた。まさに、ネットワークポリシーの明文化と周知徹底が重要な課題といえる。


■数年のうちに有線と無線は逆転する
日本ルーセント・テクノロジー 西村光生氏
日本ルーセント・テクノロジー 西村光生氏
 日本ルーセント・テクノロジー 無線LANセキュリティ・プロジェクト テクニカル・プロジェクト・マネジャーの西村光生氏は、有線LANと無線LANが逆転、将来的には大半が無線LANを利用すると予測している。

 西村氏は無線LANが接続の主流になるためには、スループットの低さとQoS、セキュリティの脆弱性の3点を克服する必要があると語った。

 まず、スループットについて西村氏は、802.11nなどさらに高速な無線LAN規格の登場が重要だという。802.11gや802.11aはリンク速度が54Mbpsだが、実効スループットはずっと低い。

 次にQoSだが、無線VoIP端末や無線でストリームを視聴するときに重要になる。「現在のように、転送権を早い者勝ちで取得するような仕組みでは、無線VoIPで大きな障害になる」(西村氏)

 セキュリティについて、802.1xを使った認証や次世代暗号の「AES」を採用し、強固なセキュリティを使いやすくする必要があるとまとめた。

 802.11aや802.11gの登場で、無線LANは実効スループットの面で大きく改善されている。それに対して、セキュリティの強化は取り残されてきた感があったが、今後はこの点でも大きく前進しそうだ。

≪前半
《山本浩司》

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