CRL、無線LANを利用して7.8km離れた地点を接続。災害時の通信システムを研究
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長距離無線LANは、6kmまでが実用的な距離の限界とされてきたが、両研究所の高い鉄塔を利用することにより、国内で認定されている出力のままでも7.8kmの通信が実現できたという。現在は、おおむね11Mbpsの通信速度を確保して安定した接続を保っているとのこと。同研究所では長距離無線LANとIPを利用した通信回線の特徴として、公衆回線網が不通や輻輳状態になった場合に、臨時的に設置できることを挙げている。
研究では今後、天候が与える通信環境への影響を調査するとしている。また、このインフラを利用してVoIP機能を内蔵したPHSや、情報収集のための無線タグの開発も進めていくという。