総務省発表の2002年3月末のDSL普及状況、約238万加入に | RBB TODAY
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総務省発表の2002年3月末のDSL普及状況、約238万加入に

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 総務省は、NTT回線を利用するDSLについて、2002年3月末の加入者数を公表した。それによると、3月末日時点での全国での加入総数は2,378,795。3月中の増加数は全国で30万2493で、ここ6ヶ月ほど、ほぼ同程度のペースでの提供が続いている状態だ。

 3月中のNTT東日本エリアの総増加数は167,723、NTT西日本エリアの増加数は134,770だった。この結果、総加入者数は東日本エリアで1,382,661、西日本エリアでは996,134となった。

 今月のポイントは、NTT東西の盛り返しだろう。3月の新規加入は、東西合計でNTTフレッツが137,668加入、その他事業者合計が164,825。累積の総加入者数でも、フレッツ・ADSLはシェア40.68%(全国)で下げ止まってたかたちだ。

 ただ、NTT東西としてはADSLの急速な普及は痛し痒しといったところだろう。先日総務省から認可された2002年度の事業計画でも、INSネット64(いわゆるISDN)の回線数が大幅に減少する見通しとなっており、NTT東で60.7万回線、NTT西で74万回線のマイナスとされている。1,000万加入程度のISDNにとって130万以上の減少は決して小さくはないが、ISDNの役目はまだ終わっていない。郡部のユーザにとっては今もISDNやフレッツ・ISDNは重要なサービスだ。ISDNはアナログ56kモデムより安定した通信が可能であり、その価値は失われていない。NTT東西には、コストを抑えながらISDNの提供が可能な新型交換機(MHN-S)へのリプレースなど、着実な設備投資を期待したい。
《RBB TODAY》
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