日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が4月23日に発売した解像度1,280×800ピクセルの12.1V型液晶を搭載するノートPC「HP Pavilion Notebook PC dv2」。CPUに「AMD Athlon Neo MV-40(1.6GHz)」、グラフィックスに動画再生支援機能を備える「ATI Mobility Radeon HD 3410(512MB)」を採用し、80,000円を切る価格ながら、ゲームやハイビジョン動画がストレスなく楽しめるスペックになっている。
同社では、このHP Pavilion Notebook PC dv2をどういう位置づけの製品としてラインアップしているのだろうか。デザイン ディレクターのStacy Wolff(ステイシー・ウルフ)氏は「HP Pavilion Notebook PC dv2は戦略的な製品である」とし、「ミニノートPCとビジネスノートPCの中間に位置する。ミニノートPCでは満足できず、かといって国内ベンダーのように高価すぎるPCに不満を抱いている人たちには、うってつけの製品だろう」と話している。
今回は、戦略製品である「dv2」のベンチマーク数値を計測し、その性能を検証してみた。
まずは、動作認定を受けているオンラインゲーム「FINAL FANTASY XI for Windows」のベンチソフト「FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3」でその実力をチェック。計測結果は以下のとおりとなった。
●FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 ・HIGH:2,785 ・LOW:4,461
高解像度モード(解像度1,024×768ピクセル)のHIGHで2,785、低解像度モード(解像度640×480ピクセル)のLOWで4,461という数値。スクウェア・エニックスの説明によると、2,500〜2,999(名称:つよPC)はFINAL FANTASY XI for Windowsをデフォルト状態で「快適に」、4,000〜6,999(名称:とてとてPC)は「とても快適に」動作させることができるマシンだと予想されるとのこと(全て低解像度モードの場合)。実際、HIGHではベンチマーク計測のデモ画面描画でもたつく場面も時おりあったが、おおむねスムーズに描画できた。また、LOWではもたつくようなシーンはなく、全体でスムーズな描写を行ってくれた。