ノーテルとマイクロソフト、ユニファイドコミュニケーションの共同ロードマップを公表 | RBB TODAY
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ノーテルとマイクロソフト、ユニファイドコミュニケーションの共同ロードマップを公表

エンタープライズ その他
 米マイクロソフトと米ノーテルは18日(現地時間)、2006年7月に発表された提携に基づき、ユニファイド・コミュニケーションという共有ビジョンの実現に向けた共同ロードマップを発表した。

 このロードマップには、音声、電子メール、インスタント・メッセンジャー、マルチメディア会議、その他のコミュニケーション間の障壁をなくし、ビジネスコミュニケーションを大幅に向上させる3つの新しい共同ソリューションが盛り込まれている。

●UC Integrated Branch(UC統合ブランチ)
ノーテルとマイクロソフトの技術をひとつのハードウェアに組み込み、遠隔オフィス間で、コスト効果と品質が高く展開の容易なVoIPとユニファイド・コミュニケーションを実現するもの(2007年第4四半期・発売予定)。

●Unified Messaging(ユニファイド・メッセージング)
ユーザーによる展開を簡素化するため、2007年第2四半期から、ノーテルの「Communication Server 1000」と、マイクロソフトの「ExchangeServer 2007 Unified Messaging」の間でSIPによる相互運用性を確保する予定。なお、同ソリューションには、ノーテルの専門家による設計、展開、サポートの各種サービスが含まれる。

●Conferencing(コンファレンシング)
ノーテルの「Multimedia Conferencing」の豊富な機能群を、マイクロソフトの「Office Communicator 2007」にも対応させ、音声/インスタント・メッセンジャー/プレゼンス/ビデオ会議などを統合して提供する。(2007年第4四半期・発売予定)

 また両社は2007年中に、ひとつのシステムで最大20万人に対応可能なキャリアグレードのエンタープライズ・テレフォニー製品「Communication Server 2100」について、ユニファイド・デスクトップ、VoIP用ソフトフォン、電子メール、インスタント・メッセンジャー、プレゼンスからなる現在のユニファイド・コミュニケーション・ソリューションを拡大することも計画しているという。

 さらに、より高レベルなユーザー体験と総所有コスト削減のために設計されたソフトウェア・プラットフォームにビジネスコミュニケーションを移行するという、2008年以降のロードマップも示されている。このロードマップには、ユニファイド・コミュニケーション・コンタクトセンター、ノーテル機能サーバー、ホステッドUCソリューションの拡大、モビリティーおよびクライアント・ソリューション、アプリケーション認知型のネットワーク強化など、いくつかの主要なアプリケーションと技術の開発が含まれているという。

 これらと関連してノーテルは同日、エンドツーエンドのプロジェクト管理を含め、ユーザがユニファイド・コミュニケーション・ソリューションを構築、展開、サポートするための11のコア統合サービスを追加したと発表している。

 これらのサービスは、2,200名を超える同社のVoIP専門スタッフによって提供され、このチームはユニファイド・コミュニケーション展開の進展に合わせて拡大される予定だとしている。さらに、総勢1万名を数える同社のグローバル・サービスチームと、サービス・パートナー各社によるエコシステムもこのグループをサポートしていくという。

 さらに、企業がユニファイド・コミュニケーションへの移行を容易にするために拡充しているサービス・ポートフォリオに関し、マイクロソフトと共同で人員を派遣し運営を行うセンターを開設するとともに、マイクロソフトの「認定Gold Certified Partner」となり、リアルタイムIPとユニファイド・コミュニケーションに関する専門性をさらに強化したとしている。
《村上幸治》
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