2015年の不正アクセス、最年長犯はなんと「72歳」

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2015年の不正アクセス、最年長犯はなんと「72歳」
  • 2015年の不正アクセス、最年長犯はなんと「72歳」
  • 不正アクセス行為の認知・検挙状況等(公表要旨)
 2015年も多発した「不正アクセス」。なんとなくイメージ的には、小学生ぐらいの“若き天才ハッカー”が、ウイルスやハッキングを駆使して、面白半分にアカウントを乗っ取る、というイメージだったが、警察庁の発表によると、昨年の事例では、最年長の犯人は「72歳」だった。

 警察庁が発表した資料によると、2015年の不正アクセス行為は2,051件。2011年から増加傾向にあったが、昨年は減少傾向を見せた。一方で2015年の検挙件数は373件。検挙人員は173人、検挙事件数は173事件で、いずれも2000年の法施行後最多となっている。

 不正アクセス行為の減少については、「知人になりすましての情報発信」が、アプリの認証セキュリティ強化により減少したためだという。詳細は公表されていないが、これは、LINEアカウントを乗っ取り、電子マネーを詐取する犯罪を指しているとみられる。

 犯人が不正アクセス後に何を行うかについては、「インターネットバンキングの不正送金」が認知件数の74.6%で最多。以下「インターネットショッピングでの不正購入」8.1%、「オンラインゲーム、コミュニティサイトの不正操作」4.7%、「メールの盗み見等の情報の不正入手」4.5%で、圧倒的に金銭目的だ。

 そして、補導または検挙された者は、12歳から72歳まで、とのこと。12歳という年齢には、なんとなく納得するが、「72歳で不正アクセス」という状況は、いろいろと想像力をかき立てられる。凄腕老齢ハッカーが不正送金を狙ったのか、はたまた、オンラインゲームのアカウントを詐取したのか、老妻のメールを盗み見たのか……。ぜひ警察庁には、啓蒙のためにも詳細を公表してほしい。
《冨岡晶》

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