福岡市とヤフーは18日、福岡市における地域共働事業に関する協定を締結した。ヤフーが政令指定都市と包括連携協定を結ぶのは、これが初。 「スタートアップ支援・デジタル人材の育成」「市政情報等の発信」「防災・災害対策」「電子自治体の推進」「その他市民サービスの向上および地域活性化」の5分野で協力体制を構築するとのこと。 福岡市は2014年5月に「グローバル創業・雇用創出特区」として指定されており、スタートアップ支援・雇用創出に注力している。これを受け、起業経験のある執行役員などによる講演をヤフーが実施。ベンチャーキャピタルである「YJキャピタル」と連携した支援も行う。第一弾として福岡市の「スタートアップカフェ」に会員登録している企業向けに、Yahoo! JAPANへの広告費の一部補助などを行う。 デジタル人材育成では、「ヤフオク!」を通じたハンドメイド品や不用品の出品方法の講習会などを実施。Yahoo! JAPANのECサービスを活用し、女性の社会進出・復帰を支援する。IDCフロンティアを通じたICT活用の学習環境支援も行う。 そのほか、市政情報発信の充実・強化に「Yahoo!検索」のビックデータを活用。「Yahoo!防災速報」「Yahoo!官公庁オークション」「Yahoo!ふるさと納税」などの活用を図る。