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ネットエージェント、IP電話乗っ取りに対する検査ツールを無償提供

ブロードバンド セキュリティ
「IP電話乗っ取り可能性検査」ページ
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 ネットエージェントは24日、「IP電話乗っ取り可能性検査サービス」の無償提供を開始した。今年春より多発している「IP電話乗っ取り」で用いられている犯罪手法について、自動的に検査できるという。

 「IP電話」は、インターネット回線を利用し、音声通話などを行う仕組みだ。IP電話交換機(IP電話サーバ)を介すことで安価な通話・定額通話などが可能なため、企業・個人で幅広く利用されている。一方で、IP電話が乗っ取られ、数百万に達する料金請求が複数の企業に行われる被害がここ最近発生している。一部の海外の電話会社などでは、高額な通話を行ったユーザーにはキャッシュバックを行うサービスがあり、これを悪用し、不正にキャッシュバックを受けるのが狙いとみられている。

 ネットエージェントは被害企業からの調査要請を受け、調査を実施。原因がIP電話交換機にあることを確認した。この結果を踏まえ、IP電話交換機が、乗っ取り被害にあう可能性の有無を検査できる無償ツールを公開した。

 調査ツールはPCからアクセスして利用可能で、アクセスしているPCと同じネットワークにあるIP電話を検査する。調査することで、攻撃と同じように外部からスキャニングを行うことで、検査を行える。ただし、公開サーバ等他サーバの検査では、正しい結果が得られない。またIP電話とインターネットの接続を分けている場合は、IP電話にパソコンなどを接続して検査する必要がある。
《冨岡晶》
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