三井不動産レジデンシャル、日立製作所、日立マクセルは4日、マンション各住戸内に設置する蓄電池とHEMS(ホームエネルギー管理システム)の連携システムを、日本で初めて開発したことを発表した。「パークタワー新川崎(総戸数670戸)」での採用がすでに決定している。 日立は、HEMSを含むMEMS(マンションエネルギー管理システム)を導入し、各住戸および共用部を含めたマンション全体のエネルギー管理を行う。蓄電部分は、日立マクセルが開発した、世界最小・最軽量の蓄電システム「Energy Station(エナジーステーション)Type C」を採用した。「Energy Station Type C」は、三井不動産レジデンシャルの協力のもと、居住者の満足度を向上させる仕様を採り入れることで各住戸内への設置が可能になったとのこと。 本システムでは、安価な電力料金時間帯に充電し、電気料金が高い時間帯に放電することで電気代節約と電力ピークシフトを促進するほか、大規模停電が発生した場合には、非常用電源として、家電を約3時間利用可能とする。「パークタワー新川崎」では、入居開始後の2015年3月下旬から運用開始予定。