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ソフォス、ソーシャルネットワークのセキュリティ脅威を警告

ブロードバンド セキュリティ
ユーザーがソーシャルネットワークで経験したセキュリティ上の問題
  • ユーザーがソーシャルネットワークで経験したセキュリティ上の問題
  • マルウェア感染サイトの国別の割合
 ソフォス(Sophos)は19日(現地時間)、昨年発生したネット犯罪や、今年のセキュリティのトレンド予測をまとめた「Secirity Threat Report 2011」を発表した。この中で同社は、ソーシャルネットワーク上でのセキュリティ上の脅威が増していると警告している。

 この中で同社は昨年12月に、1,273名のPCユーザーに対して、自身で経験したソーシャルネットワーク上のセキュリティ問題を尋ねた結果を紹介している。これによるとソーシャルネットワーク上で遭遇したセキュリティ上の問題は、スパムが67%、フィッシングが43%、マルウェアが40%だった。2009年4月に行われた同調査では、スパムが33.4%、フィッシングが21%、マルウェアが21.2%となっており、1年半でそれぞれ約2倍に増加したことになる。

 また同社は、回答者の半分が仕事場でソーシャルネットワークに自由にアクセスできる環境であった点に触れ、「Facebookなどのソーシャルネットワークをビジネスで利用しないことは不利益につながり得るが、セキュリティ上のリスクも考慮しなくてはならない」とコメントしている。

 またセキュリティ上の最も大きなリスクとして、82%の回答者がFacebookへのアクセスをあげているが、同社は2010年に起きたソーシャルネットワーク上の最も大きなセキュリティ問題として、昨年9月にTwitterで流行した「onMouseOver Twitterワーム」をあげている。

 さらに同社のデータによると、マルウェアに感染したウェブサイトのうち、最も多いのはアメリカのサイトで39.39%、次いでフランス(10.00%)、ロシア(8.72%)、ドイツ(5.87%)、中国(5.04%)などとなった。半年前には3.82%だったフランスが中国に代わり2位となっており、ヨーロッパの国々での増加が目立つという。

 同社は「多くのPCユーザーはサイトを訪れただけで、マシンが感染することもあるということをまだ知らないでいる。ここ1年で我々は一日につき平均30,000の感染サイトを見てきた。これは2,3秒に1つ発見していることになる。これらのサイトのうちの70%は、正当なウェブサイトが感染したものだ」と述べている。
《RBB TODAY》
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